カーオーディオ「年末メンテナンス」 Part1…今年のうちにすませておきたい

もしもドアの内張りパネルを外せるスキルがあるのなら、ドアの中もチェックしてみよう。またはカーオーディオ・プロショップにクルマを持ち込んで見てもらっても良いだろう。
もしもドアの内張りパネルを外せるスキルがあるのなら、ドアの中もチェックしてみよう。またはカーオーディオ・プロショップにクルマを持ち込んで見てもらっても良いだろう。全 3 枚

いよいよ2020年も残りわずかとなってきた。この、いつもとは違うイレギュラーな年末をより有意義に過ごすための、そして来る2021年をすっきりとした気持ちで迎えるための、カーオーディオシステムの「年末メンテナンス」法を紹介していく。

【画像全3枚】

スピーカーケーブルの接続部分のリフレッシュが音に効く!?

今回は、配線に関することを中心に話を進めていく。まずは、スピーカーケーブルに関することから。

ところでスピーカーケーブルは、先端にギボシや端子が装着されそれと導体との接続部分がスリーブで覆われることもあるが、被膜をむいて導体が出され、その導体部分が直接結線される場合もある。そしてそのような箇所については、その接続部分をリフレッシュさせると音が良くなることがある。

つまり、「今接続されている部分をごく短くカットして、新たに被膜をむき直しキレイな部分を出してから接続し直す」という作業を行うと、これが案外音に効くのだ。特に、被膜をむいた部分の導体が酸化してきている場合にはより大きな効果が期待できる。ちなみにこれは、音質コンペティターが大会前に行うテクニックでもある。コンペティターが少しでも音を良くしたいと思ったときの、作戦の1つともなっているのだ。

ただしスピーカーケーブルの長さに余裕がない場合には、無理には行わない方が良いのでご注意を。なので、ケーブルの長さが余っていない場合にはいっそのこと、より上級なニューケーブルに引き直すというのもアリだ。1ランクサウンドクオリティが上がることは間違いない。

なお、端子を取り付けてある部分に関しては、その端子をより音質的に優れていると評価されているものへと交換しても面白い。こちらの方がケーブルを交換するよりはコストが掛かりにくい。とにもかくにも配線の接点部分のリフレッシュは、全般的に音に効く。トライして損はない。

ツイーターのケーブルにもアクセスできるようなら、接点部分を確認してみよう。

★ツイーターのケーブルにもアクセスできるようなら、接点部分を確認してみよう。

ドア内部の状態もチェックできると安心感は高まる!

なお、ドアの内張りパネルを外すスキルを持っているのなら、ドア内部もいろいろと確認してみよう。まずはスピーカーユニットとスピーカーケーブルとの接続部分をチェックし、さらにパッシブクロスオーバーネットワークを使っていてそれがドア内部に装着されている場合には、パッシブの端子部分もケアしたい。そしてそれら接続部分の導体が酸化していたら(ケーブルの長さに余裕がある場合)、リフレッシュ作業を施しておこう。

また、デッドニング部材のハガレがないかも確認しよう。作業をしてから長い年月が経っている場合は、雨水の影響等で部材の圧着具合が万全ではなくなっている箇所も、もしかしたらあるかもしれない。

そして、インナーバッフルの状態も目で見ておくと安心だ。装着する際に防水対策が念入りになされているはずだが、特にMDF製のインナーバッフルは経年変化が起こり得る(ある程度は致し方ないことでもある)。目で見て異常がなければOKだが、問題がありそうならいつものカーオーディオ・プロショップに相談しよう。

さらにはスピーカーを固定しているネジの緩みがないかもチェックしておきたい。スピーカーのフレームを軽く触ってみてガタツキがなければ問題はないが、気になるようなら慎重に増し締めをしておくと安心だ。なおこのときくれぐれもネジ山をなめてしまわないようにご注意を。自分でやるのに不安があれば、カーオーディオ・プロショップに相談に行くのも手だ。

サブウーファーについては、それをドライブするパワーアンプのプラグ周辺のチェックもしておきたい。

★サブウーファーについては、それをドライブするパワーアンプのプラグ周辺のチェックもしておきたい。

ラインケーブルの緩みもチェック! さらにはホコリも取るベシ!

続いては、メインユニットとパワーアンプ間またはプロセッサーとパワーアンプ間で使われているラインケーブルのメンテナンスについて考えていく。

ラインケーブルは普通、端子にプラグが差し込まれているわけだが、クルマは走行すれば振動するので、その振動によりプラグが緩んでこないとも限らない。まずはそれを目で見てチェックしてみよう。

そしてさらには、極々軽い力でプラグ部分を触ってみよう。しっかりと差し込まれていればがっちりとした手応えが感じられるはずだが、緩んでいるような感触があればプラグ部分を機器側へと押し込もう。

なお、基本的には抜き差しはしなくてOKだ(むしろ自分で抜いてみることを推奨していないショップも少なくない)。そのあたりは個人での判断とはなるが、抜いて接点復活剤等をさしたい場合には、かえって汚してしまったり変に引っ張って破損させないように気を付けたい。

また、プラグ周辺のホコリを取っておくとベターだ。特にシート下に設置している場合にはケアしておきたい。なぜならそこはそもそもホコリが溜まりやすい場所だからだ。車内を清掃するためのモップ的なアイテムを用意してそれでホコリをからめ取るなどして、できる限り除去しよう。

そしてこの作業においても、余計な力をかけて配線にダメージを与えないように気を付けたい。あくまでもソフトに作業したいところだ。良かれと思ってする行動により新たなトラブルを発生させないように、くれぐれもご注意を。

今回はここまでとさせていただく。次回もメンテンナンス項目をいろいろと紹介していく。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

今年のうちにすませておきたい、カーオーディオ「年末メンテナンス」 ポイント解説・Part1

《太田祥三》

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