時差通勤でICOCAポイントを付与…JR西日本が「新しい通勤スタイル」を推進へ 2021年4月1日から

通勤特急『らくラクはりま』で運用されている289系電車。今後は着席通勤を推奨するための通勤特急の充実が図られる。
通勤特急『らくラクはりま』で運用されている289系電車。今後は着席通勤を推奨するための通勤特急の充実が図られる。全 2 枚
JR西日本は12月16日、京阪神エリアの平日朝ピーク後に列車を利用すると、ICOCAポイントが貯まるサービスを2021年4月1日から開始すると発表した。

これは同社が提案する、安全・安心に鉄道通勤をする「新しい通勤スタイル」に基づくもので、2022年3月31日まで実施する。

通勤用ICOCA定期券で京阪神エリアの対象駅で入場し、9時30分から10時30分までに、大阪環状線、桜島線(JRゆめ咲線)、JR東西線、新大阪~尼崎間の各駅とJR難波駅の計33駅(新幹線乗換え口を除く)を出場した場合に適用され、付与されるポイントは利用1回ごとに20ポイントとなる。

時差通勤対策としては、MaaSアプリ「WESTER」を利用した駅や列車の混雑情報提供も行なうとしており、JR西日本では「通勤時間を少し変えて、駅や列車の混雑を避けた『時差通勤』で一日のスタートを」と呼びかけている。

また、もうひとつの「新しい通勤スタイル」として「着席通勤」を推奨するべく、『らくラクはりま』など通勤特急の指定席拡大や停車駅の追加、スマートフォンなどから予約できる、切符受取り不要な「J-WESTチケットレス」サービスの充実化も行なうとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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