フィアットやジープの電動車、急速充電が可能に…イタリア・ミラノの空港

FCAがミラノ・リナーテ空港に開設した電動車向け急速充電ステーション
FCAがミラノ・リナーテ空港に開設した電動車向け急速充電ステーション全 8 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は12月14日、新プロジェクトによるEVやプラグインハイブリッド車(PHV)向けの急速充電ステーションを、イタリア・ミラノの2つの空港に開設した、と発表した。

この新プロジェクトは、「モビリティストア」と呼ばれるものだ。FCAの金融部門のFCAバンクの子会社で、モビリティ事業を手がけるLeasys社と協力。FCAは電動車を手軽に急速充電できるモビリティストアを、広く設置していくことを目指している。

このプロジェクトが今回、イタリア・ミラノのマルペンサ空港とリナーテ空港に、急速充電ステーションを開設した。電動車の顧客は、出力22KWで急速充電を行える。FCAは2020年末までに、イタリアの主要都市の中心部、空港、駅などに、400のモビリティストアを設置し、充電ステーションを合計1200拠点に拡大する計画だ。

FCAは2021年までに、新車販売の60%をEVやPHV、ハイブリッド車で構成し、CO2排出量を大幅に削減することを目指す。このプロジェクトでは、LeasysのパートナーであるEnel Xのサポートを受けながら、急速充電ステーションを設置していく。

なお、モビリティストアでは、EVとなった新型フィアット『500』、プラグインハイブリッド車(PHV)のジープ『レネゲード』と『コンパス』の「4xe」などの電動車の急速充電が行える、としている。ミラノ・リナーテ空港ミラノ・リナーテ空港

《森脇稔》

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