JR西日本は12月23日、『SL「やまぐち」号』の2021年運行計画を発表した。
同列車の牽引機であるC57形蒸気機関車1号機(C57 1)とD51形蒸気機関車200号機(D51 200)は検査・修繕が実施されることになったことから、例年3月から始まる運行では『DL「やまぐち」号』として、DD51形ディーゼル機関車が牽引することになった。
今シーズンの『SL「やまぐち」号』は、近年、車軸に不具合が発生していたC57 1が10月10日に船平山~津和野間でトラブルを起こし立ち往生したことから、梅小路運転区(京都市下京区)で修繕を受けており、その後はDD51や京都鉄道博物館で『SLスチーム号』として動いていたD51 200が代走役を務めていた。
『DL「やまぐち」号』の運行開始は2021年3月20日で、時刻は新山口10時50分発~津和野12時58分着・15時45分発~新山口17時30分着。同年9月20日までの土休日(延べ35日間)に運行されるが、6月は運休となる。10月以降の運行計画は後日発表される。
10月にトラブルが発生し、梅小路入りしているC57 1(手前)。写真は、昨年まで使用されていた12系レトロ客車をけん引した時のもの。