ベントレー「トナカイエイト」、サンタクロース向け仕様発表…ボンネットのマスコットが

プレゼントの配達で長距離を移動するために空力性能を向上

ヒーターやマッサージ機能で移動中のサンタクロースもリラックス

「ロータリーディスプレイ」はサンタクロース仕様に

4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

ベントレー・トナカイエイト
ベントレー・トナカイエイト全 5 枚

ベントレーは12月18日、新型『フライングスパーV8』(Bentley Flying Spur V8)をベースにしたサンタクロース向けの仮想ワンオフモデル、「トナカイエイト」を発表した。

写真:ベントレー・トナカイエイト

プレゼントの配達で長距離を移動するために空力性能を向上

トナカイエイトは、ベントレーのカスタマイズ部門の「マリナー」が開発を手がけた。マリナーが用意する62のボディカラーの1つ、「クリケットボール」をベースにした専用の深紅のボディカラー、「クリケットボーブル」で仕上げられた。

フロントフードの先端には、ベントレーの「フライングB」のマスコットの代わりに、3D印刷されたゴールドのトナカイが装着された。ボディサイドでは、「V8」のエンブレムが、特別な「トナカイエイト」のエンブレムに置き換えられている。トナカイのフードマスコットに続いて、ゴールドのクロームボンネットストリップが配された。

サンタクロースがプレゼントの配達で長距離を移動するために必要な速度とパフォーマンスを支える空力性能を向上させるために、カーボン製ディフューザー、カーボン製サイドシル、トランクリッドスポイラーで構成される「ゴールドスタイリングパッケージ」が追加された。足元は、交差したスノーピークを表現した22インチのゴールド塗装ホイールで引き締める。寒冷な気候に配慮して、オールシーズンタイヤが装着されている。

ヒーターやマッサージ機能で移動中のサンタクロースもリラックス

インテリアには、ゴールドの刺繍や、モノトーンのクリケットをあしらう。前席には、サンタクロースとその妻の名前が縫い付けられた。ダッシュボードには、ランドブラックのウッドパネルを装着。助手席前方には、北極の冬の夜が表現されている。

シートは、ツインフルートデザインで、ヒーター、換気、マルチモードマッサージなどの機能が付く。これにより、サンタクロースは長距離を移動中、リラックスできるという。新しい3Dレザーには、ステッチと刺繍を組み合わせている。

ゴールドハンドのクロスステッチには、英国クルーのベントレー本社工場で働く従業員のこだわりと職人技が生かされた。キャビン全体で1万1100本のステッチ加工を施すのに18時間かかり、英国のビッグベン(ロンドン・ウェストミンスター宮殿の時計台)の高さに相当する115mの特殊な糸が使われた。

「ロータリーディスプレイ」はサンタクロース仕様に

トナカイエイトにも、ベントレーの「ロータリーディスプレイ」が装備された。サンタクロース仕様となっており、エンジンスタートボタンを押すと、スレイベルが鳴り響き、その後でダッシュボード中央のウッドパネルが回転して、12.3インチのタッチスクリーンが出現する。

ロータリーディスプレイでは、カスタマイズ可能な3種類のウィンドウがタイル表示される。2つ目のディスプレイには、外気温を示す3つのアナログダイヤル、方位系、クロノメーターが表示される。ナビゲーションシステムに組み込まれた「Naughty and Niceリスト」を使うと、サンタクロースは良い子と悪い子を簡単に知ることができるという。ロータリーディスプレイのカバーは、グランドブラックベニヤ仕上げで、北極の冬の夜のシーンが表現されている。

4.0リットルV8ツインターボは最大出力550ps

トナカイエイトのパワートレインには、新型フライングスパーV8譲りの4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は550ps、最大トルクは78.5kgmを引き出す。2000rpmに達する直前に78.5kgmの最大トルクを発生すると、豊かなトルクを4500rpmまで維持する。トランスミッションは8速ATで、0~100km/h加速4.1秒、最高速318km/hの性能を可能にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  5. 「最もインテリジェント」メルセデスベンツ『CLA』新型を日本初公開…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る