日高本線鵡川~様似間の廃止を2021年4月1日に認定…北海道では2年連続で変則的な廃止に

日高本線の終点・様似駅。2000年12月29日。
日高本線の終点・様似駅。2000年12月29日。全 5 枚

国土交通省北海道運輸局は12月28日、日高本線鵡川~様似間116kmの2021年4月1日付けでの廃止を認定した。

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同区間の鉄道事業廃止届はJR北海道から10月27日付けで出されており、廃止予定日は当初2021年11月1日とされていた。

これを受けて国土交通省北海道運輸局では「国土交通大臣は、鉄道事業者が前項の届出に係る廃止を行った場合における公衆の利便の確保に関し、国土交通省令で定めるところにより、関係地方公共団体及び利害関係人の意見を聴取するものとする」とされている、鉄道事業法第28条の二「事業の休廃止」の第2項の規定に基づき意見の聴取を行なったが、その際、廃止日を2021年4月1日に繰り上げる陳述が行なわれた。

その結果、「廃止の日を令和3年4月1日に繰り上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認める」とされ、廃止予定日の繰上げが認められた。

これにより、1913年10月に前身の苫小牧軽便鉄道が、鵡川駅(北海道むかわ町)から「佐瑠太(さるふと)駅」と呼ばれていた現在の富川駅(北海道日高町)まで最初に開通させた時から108年で、1943年11月に日高本線が全通してから78年で、鵡川~様似間の鉄道事業にピリオドが打たれることになった。

同区間は2015年1月7日から翌8日にかけて襲った暴風雪により、厚賀(あつが)~大狩部(おおかりべ)間で土砂流出が発生し、鵡川~様似間が不通となっていた。同年1月27日には静内~様似間が一時的に再開したものの、その鉄道運行はわずか1カ月に過ぎず、以来、長期運休状態が続いていた。

結果的には災害による長期不通を経ての廃止となるため、5月7日付けで廃止された札沼線北海道医療大学~新十津川間に続いて、最終日に列車が運行されない公算が強い。そうなれば、北海道ではほぼ同時期に2年連続で変則的な廃止を迎える異例なケースとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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