スズキのインド販売、トヨタ向けOEMが18%増 2020年4-12月

スズキ・バレーノ (インド仕様)
スズキ・バレーノ (インド仕様)全 10 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は1月1日、2020年4~12月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、96万5626台。前年同期比は18%減と、2年連続で前年実績を下回った。

全販売台数96万5626台の内訳は、インド国内が90万5015台。前年同期比は17.8%減と、2桁のマイナス。輸出も6万0611台にとどまり、前年同期比は21.9%減と2桁のマイナスとなった。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で64万1755台を販売した。前年同期比は18.9%減と落ち込んだ。

バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が6万9963台にとどまり、前年同期比は21.3%減だった。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』や小型SUVの『ビターラブレッツァ』、『Sクロス』を含めて、セグメント合計で15万2156台を販売。前年同期比は17.5%減と2桁のマイナスだった。

トヨタ・グランザ(インド仕様)トヨタ・グランザ(インド仕様)

一方、トヨタ向けのOEMは、2万1224台となり、前年同期比は18.2%増と2桁の伸び率。これは2020年9月、トヨタがスズキ ビターラ ブレッツァのOEM供給を受け、『アーバンクルーザー』としてインドで発売した効果だ。トヨタは2019年6月、インドで『グランザ』(スズキ バレーノのOEM)を発売しており、アーバンクルーザーは、スズキからのインドOEM第2弾となった。

マルチスズキの2019年度のインド新車販売台数は、156万3297台。前年度比は16.1%減と、6年ぶりに前年実績を下回っている。

スズキ・ビターラ・ブレッツァ (インド仕様)スズキ・ビターラ・ブレッツァ (インド仕様)

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る