阿佐海岸鉄道、DMVの2020年度中導入を断念…東京オリ・パラ開催までに運行開始の方向へ

阿佐海岸鉄道に導入される3両のDMV。
阿佐海岸鉄道に導入される3両のDMV。全 1 枚写真をすべて見る

軌道と道路の両方を走行する「デュアル・モード・ビークル」(Dual Mode Vehicle=DMV)の導入へ向け準備を進めている阿佐海岸鉄道は1月7日、2020年度中の導入を断念したことを明らかにした。

同鉄道では、導入に備えて2020年11月30日限りで鉄道運行をいったん終了。翌12月1日から営業区間の阿波海南~甲浦(かんのうら)間で1日9往復の代行バス運行を開始している。

この運行はDMVの本格営業運行開始までとされているが、2020年12月25日に開催された7回目の阿佐東線DMV導入協議会では、新型コロナウイルスの感染拡大により関係機関との協議が進捗していないこと、かつて経験したことがない未知の作業が多く協議に時間を要していること、安全性の確保に要する所要の期間が伸びていることを理由に運行開始の延期を決定。東京オリンピック・パラリンピックが開催されるまでを目途に、安全に運行開始できるよう準備を進めていくとされた。

今後は春頃までDMVの性能試験を行ない、ハードにまつわるすべての整備が完了したところで習熟訓練を開始。国土交通省が性能試験の結果を評価する3回目の技術評価検討会を経て安全性が確認された後に習熟訓練を終了し、営業運行へ移行したいとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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