1都3県に緊急事態再宣言、北日本から西日本は猛吹雪に警戒[新聞ウォッチ]

東京新宿(1月7日)
東京新宿(1月7日)全 2 枚

新型コロナウイルスが猛威をふるうなかで、2021年が波乱の幕開けになることはある程度予想していたが、遅ればせながらも首都圏の1都3県を対象に再び緊急事態宣言が発令された。とりあえず2月7日までの1か月間は、不要不急の外出を自粛するなどの我慢の日常で、感染拡大に歯止めを掛けるほかにないようだ。

こうした中、全日本空輸(ANA)は、東京発着の国内線を中心に減便や運休を拡大するという。今月11日まで全国で停止することが決まっていた観光支援事業の「Go Toトラベル」についても停止期間をさらに2月7日まで延長することになったことも影響しているとみられる。

今回の緊急事態宣言は東京都と埼玉、千葉、神奈川の3県を対象にした限定的な対策だが、日本列島を眺めれば、この週末は北日本を中心に通過する、いわゆる「爆弾低気圧」による警戒も必要だ。

きょうの各紙にも「冬の嵐に警戒」(毎日)などの見出しで、気象庁による情報を取り上げているが、北日本から西日本は週末にかけ、日本海側を中心に暴風雪や大雪になる見込みと予測。8日午後6時までに予想される24時間降雪量は、北陸で100センチ、近畿で80センチ、東海で70センチ、東北、中国地方で60センチなどで、9、10日も大雪になる見通しだという。

会見する菅首相(1月7日)会見する菅首相(1月7日)

東北地方では猛吹雪で視界が遮られる恐れもあるという。このため、高速道路の各社は、通行止めが予想される区間を公表し、注意を呼びかけている。例えば、東日本高速道路と中日本高速道路では、関越道や上信越道、東北道、東名高速、中央道などの一部区間が通行止めとなる可能性があるという。利用がやむを得ない場合は、冬用タイヤの装着やチェーンの携行を呼びかけているが、この3連休はコロナの感染拡大のほかに大雪による交通障害も気がかりだ。

2021年1月8日付

●緊急事態宣言4都県に、新型コロナ、飲食時短に1日6万、夜8時以降外出自粛、イベント上限5000人に(読売・1面)

●東北・北陸大雪警戒、高速通行止め恐れ(読売・31面)

●景気「二番底」懸念、GDP再びマイナス成長か(朝日・3面)

●ビジネス入国一転継続、「首相に強い思い」(朝日・4面)

●大企業テレワーク強化、出勤率さらに下げる動き(朝日・6面)

●Go Toトラベル停止延長、イベント・商店街・イートも(朝日・7面)

●ANA減便拡大へ、東京発着中心に(朝日・7面)

●東証反発30年ぶり高値、一時500円高、米新政権に期待(毎日・7面)

●感染抑制2か月は必要、緊急事態宣言「ステージ3で解除」専門家疑問(産経・3面)

●五輪開催に暗雲(東京・10面)

●ホンダ、半導体不足で減産 まず国内、今月は4000台規模、小型車フィット中心に(日経・11面)

●米新車販売14.7%減、昨年、コロナで生産休止響く(日経・11面)

《福田俊之》

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