東海道・山陽新幹線では臨時列車を運休、東武のSL列車では定員を抑制…緊急事態宣言再発出による鉄道への影響

1月18日から2月28日まで臨時列車すべてを運休させる東海道新幹線(左)。右はこの年末年始の平均利用率が97%も落ち込んだ『成田エクスプレス』。
1月18日から2月28日まで臨時列車すべてを運休させる東海道新幹線(左)。右はこの年末年始の平均利用率が97%も落ち込んだ『成田エクスプレス』。全 2 枚

1月7日、国から東京都と神奈川、千葉、埼玉の各県に対し緊急事態宣言が再発出されたことを受けて、首都圏の鉄道事業者各社が1月8日、相次いで対応を発表している。

各社とも定期列車の運行は平常どおりとしており、定期乗車券や回数乗車券の特例払戻し、企画乗車券の一部発売中止、関連サービスの時間短縮や内容の変更などを行なうとしている。

ただし、列車運行については、JR東海が東海道新幹線の臨時列車のうち1月18日~2月28日分をすべて運休すると発表。JR西日本も山陽新幹線で2月19~28日に計画していた臨時『のぞみ』24本を運休すると発表している。

また東武鉄道(東武)は、『SL大樹』の座席指定券発売を1月8日から当面の間、一部休止すると発表している。

緊急事態宣言の再発出後も通常運行される『SL大樹』だが、ソーシャルディスタンスの確保を目的に総定員が3割程度カットされる。写真は南栗橋車両管区で2020年12月7日に行なわれたC11 325+C11 207の重連運行。後部のC11 207は、3連休明けに長期検査に入る。緊急事態宣言の再発出後も通常運行される『SL大樹』だが、ソーシャルディスタンスの確保を目的に総定員が3割程度カットされる。写真は南栗橋車両管区で2020年12月7日に行なわれたC11 325+C11 207の重連運行。後部のC11 207は、3連休明けに長期検査に入る。

『SL大樹』は通常、14系客車3両に乗車することができるが、ソーシャルディスタンスを確保するため、1両分(おもに2号車)の発売を休止の上、空いた座席をフリースペースとして開放する。

これにより、座席指定券の発売数は総座席数の約7割程度となるが、すでに2号車の座席指定券を所持している場合は、そのまま利用することができる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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