2009年にデビューしたロールスロイス『ゴースト』がフルモデルチェンジを受けて登場した。新型ゴーストは、「ポスト・オピュレンス(脱贅沢)」をデザインに落とし込み、魔法の絨毯の様な乗り心地を更に高めるべく「プラナー・サスペンション・システム」を採用している。
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ロールスロイス史上最も成功した『ゴースト』が進化…新型のコンセプトは「脱・贅沢」
ロールス・ロイス・モーター・カーズは9月1日、新型『ゴースト』を発表。同社の歴史上最も成功したモデルがフルモデルチェンジした。
世界初のプラナー・サスペンション・システムを採用
ロールスロイスといえば、マジック・カーペット・ライドを信条としているが、今回、それが大幅に進化した。それが「プラナー・サスペンション・システム」だ。同社によると、「これまでクルマでは実現できなかった、“陸上での飛行感覚”を実現した」という。
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新型にロングボディ、ビジネスジェットのキャビン空間を追求…年内に納車開始
ロールスロイスモーターカーズ(以下、ロールスロイス)は9月24日、新型『ゴースト』(Rolls-Royce Ghost)のロングホイールベース仕様、「エクステンデッド」を欧州で発表した。納車は2020年第4四半期(10~12月)、開始される予定だ。
新型ゴーストは、ロールスロイスがこれまで生産したモデルの中で、最も技術的に進歩した車になっているという。初代ゴーストから受け継いだコンポーネントは、ボンネットフードのマスコット、「スピリット・オブ・エクスタシー」とアンブレラだけだ。
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先代と共通なのはスピリットオブエクスタシーと傘だけ…日本導入
ロールス・ロイス・モーター・カーズは9月1日にグローバルで発表した新型『ゴースト』とそのロングホイールベースの『ゴースト・エクステンデッド』を日本で公開した。価格はそれぞれ3590万円からと4200万円から。納車は2021年1月開始予定。
ロールス史上最も成功したクルマ
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【試乗】10年ぶりの刷新 "究極の贅沢"は、"脱贅沢"から…
栃木県日光の中禅寺湖畔にこの春オープンした、世界的に有名なラグジュアリーホテルチェーン「ザ・リッツ・カールトン 日光」で行われたのは、この度9月に発表されたロールス・ロイス『新型ゴースト(GHOST)』のメディア試乗会。
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【試乗】“クルマにすべてをお任せください”という哲学…九島辰也
今回ステアリングを握ったのは2009年にデビューした『ゴースト』の2世代目。従来型は2003年にグッドウッドに生産工場を移動してから誕生した新世代モデルで、『ファントム』の弟分的ポジションとなる。
とはいえ、ショーファードリブン(運転手付き)色の強いファントムとは違いドライバーズカー的要素が強い。その証拠にゴーストの派生モデルには2ドアクーペの『レイス』とオープントップの『ドーン』がラインナップされる。ベースはゴーストと言うことだ。