電動化自動車市場、11.3%の年成長---2027年までに1400億ドル規模、アジア太平洋が牽引

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市場調査会社「Reportocean.com」の「車両電化市場調査レポート」によると、世界の電動化自動車市場は2019年に701億4000万ドル(7兆3151億円)と評価され、2027年までに1402億9000万ドル(14兆6313億円)に達すると予測される。

この間、11.3%の年平均成長率が見込まれる。アジア太平洋地域と北アメリカでは、それぞれ12.9%と11.2%が見込まれている。

●市場概況

Reportocean.comによると、電動自動車は、その優れた運用効率と燃費により世界中で人気だという。電動化車両は従来の車両に対して、燃費、低炭素、充電(給油)の利便性、乗り心地、発動機の騒音などで優れるとする。また、生産設備の多くを抱えるアジア太平洋地域が、世界市場の成長を牽引するという。

●市場の推進要因と抑制要因

Reportocean.comによると、世界の車両電動化市場の成長は、効率の高いモビリティソリューションと、電池のkWhあたりの価格の下落によって推進される。ただし、過去2年間、自動車の生産と販売は減少しており、さらに既存の車両の従来システム(機械および油圧)への依存度は、市場の制約になると予想される。いっぽう、費用効果の高いソリューションの出現と、商用車およびフリートの電化が、潜在的な成長機会になるという。

《高木啓》

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