2020年の倒産件数、コロナ禍でも30年ぶりに8000件割れ 東京商工リサーチ

全国倒産件数の推移
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東京商工リサーチは1月13日、2020年の全国企業倒産件数が7773件、前年比7.2%減だったと発表した。

倒産件数は新型コロナウイルス感染拡大に伴う国・自治体などの支援策などもあって7月以降、前年同月を下回り、年間としても2年ぶりにマイナスとなった。年間倒産件数が8000件を下回ったのは30年ぶり。

負債総額は同14.2%減の1兆2200億円だった。負債総額10億円以上の大型倒産は198件と前年より13件増えたものの、全体では過去50年間で1971年に次ぐ、4番目の低水準だった。

新型コロナウイルス感染関連倒産は792件だった。

業種別では輸送用機械器具製造業が前年の20件から46件に大幅に増えた。宿泊業、飲食業なども増加した。巣ごもり需要の効果を受けた飲食料品小売業などの小売業は1054件、同14.3%減で、3年ぶりに前年を下回り、1991年以降の30年間で最少になった。物流需要の増加で運輸業も同10.6%減の227件と減少した。

地区別倒産件数は、9地区のうち、北陸、中国を除く7地区で前年を下回った。

負債総額トップは自動車部品メーカーのダイヤメットで577億9000万円。

《レスポンス編集部》

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