フォルクスワーゲン(Volkswagen)乗用車ブランドは1月12日、2020年の電動車(EVやプラグインハイブリッド車)の世界販売の結果を発表した。総販売台数は約21万2000台。前年比は158%増と大きく伸びた。
全販売台数の約21万2000台のうち、ピュアEVは約13万4000台。前年実績に対して、197%増を達成している。
フォルクスワーゲンの乗用車ブランドは2020年、9車種の新しいEVやプラグインハイブリッド車を発売した。これにより、ヨーロッパでの新車販売に占める電動車のシェアは、2019年の2.3%から、2020年は12.4%に拡大した。
最も人気のあるモデルは新世代EVの『ID.3』で、2020年9月の発売から、5万6500台が納車された。従来型『ゴルフ』ベースのEV『eゴルフ』が約4万1300台、『パサート』のPHVの『パサートGTE』が約2万4000台だった。
フォルクスワーゲン ID.3ID.3は2020年、約6万8800台の受注を獲得した。5万6500台の納車台数のうち、地元ドイツには約1万4400台が出荷されている。ID.3はドイツとオランダにおいて、2020年に最も売れたEVとなった。ドイツのEV市場では23.8%、オランダのEV市場では23%のシェアを占めている。