『ロードスターRF』がスペインで生まれ変わった!? レトロスタイル専門メーカーの新型車に驚き

マツダ ロードスターRFの車体をベースとするHurtan Coupe プロトタイプ(スクープ写真)
マツダ ロードスターRFの車体をベースとするHurtan Coupe プロトタイプ(スクープ写真)全 33 枚
スペインを拠点とする自動車メーカー「Hurtan Automoviles」が開発を進める新型スポーツカー、『Hurtan Coupe』開発車両をスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。聞き馴染みのないブランドだが、この新型車の正体、実は意外な国産スポーツカーだった。

レトロスタイルを専門とするHurtan Automovilesは、1950年代から1960年代のクラシックスポーツカーに刺激を受けたファン・ウルタド・ゴンザレス氏によって1991年に設立されたメーカーだ。以降これまで、「アルバイシン T2」、「T2+2」、「2P」、「4P」「グランドバイシン」などの乗用車、派生モデルが製造されている。

捉えた開発車両の姿からは、ワイズマンや、第二次世界大戦前のクライスラー、PTクルーザーを彷彿させるレトロな2ドアコンバーチブル・スタイルが見てとれる。

フロントバンパーにLEDデイタイムランニングライトをインサート、ボンネットの高い位置に2つの最新ヘッドライトが配置されている。その下には小さなラジエーターグリル、筋肉質なホイールアーチ、リアエンドには、ラウンドテールライト、クロムメッキのクワッドエキゾーストシステムを装備している。


サイド~リアのスタイリングを見て気づいた読者もいるかもしれない。情報によると、この新型スポーツカーはND型マツダ『ロードスターRF』(MX-5)の車体を流用したモデルだという。

ドア、ミラー、ウィンドウライン、フロントガラス、そして特徴的なリトラクタブル・ファストバックスタイルは、まさにロードスターRFのそれ。ただし、同様の折りたたみ式ルーフのシステムが流用されているかは不明だ。

パワートレインは1.5リットル直列4気筒エンジン、または2.0リットル直列4気筒エンジンを搭載。最高出力はそれぞれ132ps、184psを発揮。両者とも6速マニュアルトランスミッションが組み合わされるが、2.0リットルモデルにはオプションでオートマチックが設定されるという。

Hurtan Coupeのワールドプレミアは近づいており、おそらく2021年3月中と見られている。NDロードスターベースのOEMといえば、フィアット/アバルトの『124スパイダー』が思い浮かぶ。Hurtan Coupeが日本の街を走ることはあるのか?注目だ。

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《APOLLO NEWS SERVICE》

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