BMWが次世代「iDrive」をプレビュー、2021年後半に正式発表…CES 2021

2001年に7シリーズに初搭載されたBMW iDrive

iDrive同様のシステムが業界標準に

次世代iDriveは車とドライバーの関係を新しいレベルに引き上げる

BMWの次世代「iDrive」
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BMWは1月11日、米国でデジタル開幕したCES 2021において、次世代の「BMW iDrive」をプレビューした。2021年後半、正式発表される予定だ。

BMW iDriveの第1世代がデビューしてから20年が経過した。BMWはCES 2021において、ディスプレイとオペレーティングシステムの次の章を発表した。ドライバーと車両の相互作用を、新しいデジタルでインテリジェントな時代に導くのが狙いだ。

2001年に7シリーズに初搭載されたBMW iDrive

BMW iDriveシステムは2001年、当時のBMW『7シリーズ』に初めて採用された。20年前、BMWは車内に増え続けるボタンの波を逆転させるパラダイムシフトを推進した。2001年、当時の7シリーズで初めて導入されたBMW iDriveオペレーティングシステムは、増え続けるボタンとコントロールを備えたコックピットを一新したという。

BMW iDriveでは、インストルメントパネルにコントロールディスプレイと、センターコンソールにiDriveコントローラーの回転式ダイヤルを装備した。この多機能システムにより、ドライバーはひとつの操作ツールで多くの車両設定、エンターテインメント、ナビゲーション、通信機能をコントロールすることが可能になった。さらに、7シリーズは音声制御技術を搭載した最初の車であり、音声コマンドを使用して選択した機能をアクティブにすることができた。

iDriveコントローラーと音声制御により、車載システムの操作が大幅に簡単かつ安全になった。以前は、ドライバーが個々の機能ごとに異なる専用ボタンを見つけて操作する必要があった。現在では、センターコンソールのコントローラーに手を置くだけで操作できる。

iDrive同様のシステムが業界標準に

また、インストルメントパネルの中央のコントロールディスプレイに、情報を迅速かつ安全に表示できるようにした。数年の間に、このような装備が業界標準に変化した。他の多くの自動車メーカーも、ディスプレイとコントローラーの組み合わせを採用している。

BMWは、iDriveの登場以来、直感的な車載システムの操作の分野において、主導権を握ってきたと自負する。これは、競合他社のシステムに対する優位性を常に構築する開発の絶え間ないプロセスのおかげという。例えば、個別に選択した操作ステップを保存するためのお気に入りボタンが導入された。

そして、メニューの最も頻繁に使用される機能へのアクセスを高めるダイレクト選択ボタンと、ユーザーが文字を直接入力できるタッチコントローラーが登場した。2015年には、7シリーズにタッチコントロール付きのコントロールディスプレイが採用されている。

次世代iDriveは車とドライバーの関係を新しいレベルに引き上げる

次世代のBMWiDriveは、BMW車とドライバーの関係を新しいレベルに引き上げることを目指す。新しいシステムは、アナログ技術とデジタル技術の間のギャップを埋めるという。

デジタルインテリジェンスが車両に導入され、最適化されたセンサーにより、周囲の状況を認識して分析できるようになる。その結果、運転や駐車などをさらに自動化できるようになる。リアルタイムデータを利用したクラウドベースのサービスも強化される。

これは多くの状況において、車両がドライバーよりも多くの情報にアクセスできることを意味するという。たとえば、他のBMW車から危険警告を受信して表示したり、目的地の駐車スペースの空き状況を予測したりできる。車載のディスプレイとオペレーティングシステムも進化する。

次世代のBMWiDriveは、インテリジェントに接続された車両の可能性をこれまで以上に幅広く活用するように設定される。これにより、モビリティエクスペリエンスがさらに安全で、快適で便利になり、多様性がさらに高まる、としている。

《森脇稔》

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