BMW M、初の電動モデルや M5 CS を発表へ 2021年

M5コンペティションをベースに高性能化を図る「CS」

新型M4カブリオレもスタンバイ

BMW M初の電動モデルはi4がベース

BMW M5 コンペティション 改良新型
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BMWの高性能車部門のBMW Mは1月18日、2021年の新車計画を発表し、まずはBMW『M5 CS』を1月中にデジタルワールドプレミアすると発表した。

同車は、モータースポーツに由来するパフォーマンスを備えた改良新型BMW『M5』のさらなる高性能バージョンだ。「CS」はこれまで、『M3セダン』や『M4クーペ』に設定されたことがあり、現行ラインナップでは『M2』に『M2 CS』 が用意されている。

M5コンペティションをベースに高性能化を図る「CS」

改良新型M5には、4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は600hp/6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~5600rpmを引き出す。

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トランスミッションは8速の「Mステップトロニック」、駆動方式は4WDのM xDriveだ。通常状態では、FRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。このM xDriveはDSCをオフにした場合、走行モードは4WD、4WDスポーツ、2WDの3種類が選択可能。後輪には、アクティブMディファレンシャルが組み込まれた。

動力性能は、0~100km/h加速が3.4秒、最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速を305km/hに引き上げることができる。

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さらなる高性能を求める顧客には、『M5コンペティション』を設定する。最大出力は625hp/6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~5860rpmを獲得する。ベース車両の改良新型M5に対して、最大トルクは変わらないものの、最大出力は25hp引き上げられた。動力性能は、0~100km/h加速が3.3秒と、改良新型M5の3.4秒に対して、0.1秒短縮。最高速は250km/h(リミッター作動)。オプションのMドライバーズパッケージでは、最高速を305km/hに引き上げることが可能だ。M5 CSは、このM5コンペティションをベースに、さらなる高性能が図られると見られる。

新型M4カブリオレもスタンバイ

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2021年3月には、新型『M3セダン』と新型『M4クーペ』が発売される予定だ。パワートレインには、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用した。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボユニットだ。

BMW Mの他の高性能モデルと同様に、新型には2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は、最大出力が480hp/6250rpm、最大トルクが56.1kgm/2650~6130rpmだ。トランスミッションは6速MT。BMWによると、純粋なパフォーマンス体験と、車両をダイレクトに操る感覚を好む顧客にとって、マニュアルトランスミッションモデルのバリエーションは、このセグメントで唯一の設定になるという。

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動力性能は、0~100km/h加速が4.2秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

さらなる高性能を求める顧客には、「コンペティション」を設定する。直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力が510hp/6250rpm、最大トルクが66.3kgm/2750~5500rpmに高められた。トランスミッションは「ドライブロジック」を搭載した8速「Mステップトロニック」を組み合わせる。

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動力性能は、0~100km/h加速が3.9秒、最高速が250km/h(リミッター作動)。オプションの「Mドライバーズパッケージ」では、最高速が290km/h(リミッター作動)に引き上げられる。

2021年夏には、4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。

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さらに、新型『M4カブリオレ』が、2021年内に発売される。同車は、新型『4シリーズカブリオレ』がベースの高性能モデルだ。『M3ツーリング』に関しては、開発プログラムを引き続き進めていくという。

BMW M初の電動モデルはi4がベース

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さらに2021年は、BMW Mにとって、初の電動高性能モデルが発表される予定だ。BMW M初の電動モデルは、BMW『i4』がベースになる。現在開発が進められているi4は、個性的なデザインと高いパフォーマンスを備えたBMW iブランド初のグランクーペだ。BMW i4は、BMWブランドの4ドアクーペに共通するスポーティでエレガントなデザインに加えて、優れたパフォーマンスを追求する。

BMW i4用に開発されたモーターは、最大出力530hpを発生する。530hpのパワーは、新型『8シリーズ』や『X7』、新型『X5』、『X6』など、現行のBMWの4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジン搭載車と同じレベルにある。パワフルなモーターを積むi4は、0~100km/h加速およそ4.0秒、最高速200km/h以上のパフォーマンスを実現する。

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また、BMW i4用に開発された高電圧バッテリーは、フラットな設計と最適化されたエネルギー密度が特長になる。バッテリー単体の重量は約550kgだ。蓄電容量はおよそ80kWhと大容量で、これにより、BMW i4の1回の充電での航続は、最大でおよそ600kmに到達する。

次世代の充電システムは、プラグインハイブリッド車(PHV)とEVで利用できる。充電出力は最大150kWだ。これにより、BMW i4の高電圧バッテリーは、およそ35分間で容量のおよそ80%分を充電できる。100km走行分のバッテリーを充電するには、およそ6分で済むという。

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このi4をベースにした高性能モデルが、BMW M初の電動車として、2021年に発表される予定だ。530hpのモーターパワーが強化され、0~100km/h加速タイムは4.0秒から短縮されると見られている。

《森脇稔》

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