JVCケンウッド、通信型ドライブレコーダーSDKを初公開…オートモーティブワールド2021

JVCケンウッドのブース(オートモーティブワールド2021)
JVCケンウッドのブース(オートモーティブワールド2021)全 5 枚

JVCケンウッドは東京ビッグサイトで開催中のオートモーティブワールド2021で、通信型ドライブレコーダーを活用したIoT・AIベースのテレマティクスサービス構築を短期間、低コストで実現するソフトウエア開発キット(SDK)を初公開している。

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「STZ-DR00開発パッケージ」と名付けられたSDKは通信型ドライブレコーダーと、ドライブレコーダーで収集したデータをLTEまたは3G回線を通じて、顧客のサーバーにアップするソフトウエアなどで構成されている。

JVCケンウッドの紀田亮平エキスパートは「スタンドアローン型の市販ドライブレコーダーで培ってきた技術を活用して、ドライブレコーダーの基本的な機能である録画だけでなく、GPSを始め加速度やジャイロセンサーからの情報取得で、車両の走行ルートを地図上に表示できる」と話す。

また「安全運転支援やドライバーモニタリングシステムなどの機能をオプションで追加することもでき、前方の車両に近づきすぎた時や車線を逸脱しそうな動きを検知するとドライバーに警告するとともに、その情報を顧客のサーバーに上げることも可能」という。

JVCケンウッドはNTTドコモやあいおいニッセイ同和損害保険がそれぞれ独自行っているサービス向けに通信型ドライブレコーダーを共同開発している。今回初公開したSDKは「パッケージ化して簡単に提供できるようにした」もので、「中堅の運送事業者や損保会社への納入を目指している」という。

JVCケンウッドのブースではSDKのほかにも、視線検知技術や標識などの認識技術を活用した高度運転診断技術のデモンストレーションや、エッジAIカメラシステムなども展示している。

《小松哲也》

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