欧州新車販売24%減、新型コロナの影響で2年ぶりに減少 2020年

5大主要国はすべてマイナスに

ルノーグループは8年ぶりに減少

BMWは前年5位から4位に上昇

トヨタは7年ぶりに減少するも8位に上昇

トヨタ・ヤリス・ハイブリッド 新型(欧州仕様)
トヨタ・ヤリス・ハイブリッド 新型(欧州仕様)全 11 枚

ACEA(欧州自動車工業会)は1月19日、2020年の欧州全域(EU+EFTA+英国の全30か国)の新車販売結果を発表した。総販売台数は1196万1182台。前年比は24.3%減と、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響により、2年ぶりに前年実績を下回った。

写真:各社の欧州主要モデル

5大主要国はすべてマイナスに

5大主要国では、ドイツが291万7678台を販売し、前年比は19.1%減と2年ぶりに減少した。フランスは前年比25.5%減の165万0118台と、7年ぶりに減少した。イタリアも、前年比27.9%減の138万1496台と、2年ぶりのマイナスだ。

英国は163万1064台にとどまり、前年比は29.4%減と、4年連続の前年割れとなった。スペインも32.3%減の85万1211台と、2年連続で前年実績を下回る。

主要9社の販売実績は、首位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年比21.7%減の304万0030台と、7年ぶりに減少した。このうち、VWブランドが24.5%減の134万6999台と、3年ぶりに減少した。アウディブランドも、19.2%減の60万0470台と、2年ぶりに減少した。

ルノーグループは8年ぶりに減少

2位はPSAグループで、2020年実績は171万8656台。前年比は30.3%減と、2年連続の前年割れだ。その内訳は、プジョーが23.2%減の74万1498台と、2年連続のマイナス。シトロエンは29.6%減の44万8352台と、4年ぶりに減少した。DSは13.4%減の4万3028台と後退している。

3位はルノーグループで、その販売台数は122万7884台。前年比は25.7%減と8年ぶりの前年割れだ。低価格のダチアブランドは、30.2%減の40万5472台と、マイナスに転じた。主力のルノーブランドは、22.9%減の81万9009台と、3年連続で前年実績を下回った。アルピーヌブランドも1328台にとどまり、前年比は70%減と後退した。

BMWは前年5位から4位に上昇

4位はBMWグループ(MINIを含む)で、2019年の5位から上昇した。2020年は84万7481台を販売した。前年比は19.2%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。BMWブランドは18.8%減の67万4654台で、2年ぶりに減少した。MINIブランドは20.4%減の17万2827台と、2年連続で前年実績を割り込む。

5位は、ヒュンダイグループ(キアを含む)で、2019年の4位から後退した。2020年は、84万1520台を販売し、前年比は21%減とマイナスに転じた。ブランド別の販売台数は、ヒュンダイが24.5%減の42万4805台、キアが17.1%減の41万6715台と、ともに減少に転じた。

6位は、ダイムラー(メルセデスベンツとスマート)。その販売台数は76万6655台で、前年比は23.8%減と、2年ぶりの前年割れ。ブランド別では、メルセデスベンツが17.3%減の73万8236台と、2年ぶりに減少した。スマートは、75.8%減の2万7129台と後退した。

7位はFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)グループ(ランチアやアルファロメオを含む)で、2019年の8位から上昇した。その販売台数は70万0534台で、前年比は26%減と3年連続で減少した。ブランド別では、アルファロメオが32.2%減の3万6526台と、3年連続のマイナス。ランチア(クライスラーを含む)は、26.9%減の4万3109台と、2年ぶりのマイナスだ。主力のフィアットブランドは、25.4%減の49万2101台と、3年連続で減少した。ジープブランドは、25.6%減の12万4315台と、2年連続のマイナスとなった。

トヨタは7年ぶりに減少するも8位に上昇

8位はトヨタグループ(レクサスを含む)で、2019年の9位から上昇した。その販売台数は69万5293台で、前年比は13%減と、7年ぶりに減少した。トヨタブランドは12.7%減の64万8275台と、8年ぶりに減少した。レクサスブランドは16.4%減の4万7018台と、3年ぶりに前年実績を下回っている

9位はフォードモーターで、2019年の7位から後退した。2020年は65万4729台を販売した。前年比は31.7%減と、4年連続で減少した。

この他の日本メーカーでは、日産が29万0343台にとどまり、前年比は26.5%減と減少傾向にある。マツダは14万9418台にとどまり、前年比は41.7%減とマイナスに転じた。三菱は10万3411台を販売し、前年比は30.2%減と後退。ホンダは8万0699台にとどまり、前年比は33.9%減と引き続き落ち込んでいる。

《森脇稔》

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