米日産、「I-POWER」の商標登録を申請…インフィニティ版「e-POWER」の可能性も

インフィニティ QX インスピレーションコンセプト(参考)
インフィニティ QX インスピレーションコンセプト(参考)全 9 枚

日産自動車(Nissan)が米国市場において、「I-POWER」という名称の商標登録を申請していたことが、米国特許商標庁の公式サイトで明らかになった。

米国特許商標庁によると、I-POWERは「地上の乗り物の電動ドライブユニット」として、商標登録が申請された。日産はすでに、電動パワートレインとして、「e-POWER」を実用化しており、I-POWERは、e-POWERとの関連性がうかがえる名称だ。

最新のe-POWERが、新型『ノート』に搭載された「e-POWER 4WD」だ。これは、全車速域において4輪すべてを強力なモーターで駆動・制御することにより、新感覚の走りを実現した電動4輪駆動システムとなる。

e-POWER 4WDでは、リアに従来の約14倍の駆動力を発生する50kWのモーターをレイアウトする。さらに、日産独自の前後独立モーターを緻密かつ瞬時に制御する技術により、ドライ路面、ウェットやアイスバーン、深い雪道などの路面状況において、力強く安定した快適な走りを実現するという。

「I-POWER」に関しては、日産自動車の海外向け高級車ブランド、インフィニティのe-POWERを指すとの情報もある。インフィニティの英語表記は「Infiniti」であり、頭文字の「I」がインフィニティ版e-POWERに冠される可能性もある。

ただ、「I-POWER」が商標を担保する対象は「地上の乗り物の電動ドライブユニット」だけではなく、「車体」「シャシー」「部品・用品」など多岐に渡り、動力源も電気だけでなく「燃料電池」や「推進メカニズム」というのもあり、将来の展開の可能性は大きい。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. インフィニティの中型SUV『QX60』、改良新型は表情一新…初の「SPORT」も設定
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  5. オートバックス、中古カー用品買取サービス開始…全国600店舗で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る