マツダ CX-5 に2021年型、パワートレインを更新…欧州発売

10.25インチのディスプレイに最新コネクトサービス

「SKYACTIV-D 2.2」を改良しFFとの組み合わせも可能に

日本語で火や炎を意味するスペシャルエディション

マツダ CX-5 の2021年モデル(欧州仕様)
マツダ CX-5 の2021年モデル(欧州仕様)全 8 枚

マツダの欧州部門は1月25日、『CX-5』(Mazda CX-5)の2021年モデルを欧州市場で発売した、と発表した。

初代CX-5は2012年に発売された。マツダの魂動デザインとSKYACTIVテクノロジーの両方を搭載した最初のマツダ車がCX-5だ。その後、車両のあらゆる部分を継続的にアップデート&改良することで、CX-5はマツダの年間新車販売の約35%を占めるコアモデルに成長した。CX-5はこれまでにヨーロッパで49万0870台が販売された。世界130か国では、合計およそ319万台を販売している。世界的に、CX-5はマツダのベストセラーモデルとなっている。

2021年モデルのマツダCX-5の特長は、エンジンやトランスミッションの更新により、レスポンスを高めた走行性能、CO2排出量の削減、安全性の向上、ヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)技術のアップグレードなど。スタイリッシュでダイナミックなSUVのアップデートバージョンを、ヨーロッパ全土に投入するという。

10.25インチのディスプレイに最新コネクトサービス

2021年モデルのCX-5には、最新のHMIが導入された。アップグレードされたHMIシステムは、より高速、よりクリアとなった10.25インチのセンターディスプレイが特長だ。さらに直感的なコマンダー制御操作を、最新の「MyMazda」アプリで操作できるようにして、コネクトサービスを拡大させた。

このコネクトサービスには、リモートドアロック、車両ファインダー、複数の目的地のリモート事前プログラミング、車両診断レポート、ディーラーの連絡先とサービス予約リクエスト、ロードサイドアシスタンス、セキュリティアラートが含まれている。

「SKYACTIV-D 2.2」を改良しFFとの組み合わせも可能に

2021年モデルでは、パワートレインの改良により、いっそう環境に優しい運転体験を目指した。アクセルペダル操作にリンクしたエンジンレスポンス、6速オートマチックトランスミッションの改良、CO2排出量の削減などが図られた。2.2リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」は、最大出力184ps を引き出す。2021年モデルでは、このディーゼルエンジンと駆動方式FFとの組み合わせが、初めて可能になっている。

2021年モデルのSKYACTIV-D 2.2搭載車の環境性能は、最も優れる仕様で、燃費が17.8km/リットル、CO2排出量が147g/km(いずれもWLTP計測)。NEDC(新欧州サイクル)の場合、最も優れる仕様で燃費は20.4km/リットル、CO2排出量は128g/kmとした。

日本語で火や炎を意味するスペシャルエディション

2021年モデルのCX-5には、「Homura(ほむら)」と呼ばれるスペシャルエディションが設定された。ほむらは日本語で、火や炎を意味する。Homuraスペシャルエディションでは、ブラックのエクステリア&インテリア、赤いステッチが施されたオーダーメイドのレザー内装、19インチのアルミホイールが装着された。2021年モデルのマツダCX-5に、さらに力と情熱を与えるモデルになるという。

マツダの最初の乗用車の『R360クーペ』にインスパイアされたマツダ創業100周年記念限定車も、2021年モデルのCX-5にラインナップされる。エクステリアは、スノーフレークホワイトパールセントのボディカラーが特長だ。インテリアには、バーガンディのレザーシートとフロアカーペットを組み合わせた。マツダの100周年記念ロゴも、さまざまな場所に配されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  3. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
  4. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る