ドラレコの出張取り付け…想定ユーザーと「くらしのマーケット」の展望

ドライブレコーダー(イメージ)
ドライブレコーダー(イメージ)全 1 枚

生活関連の出張・訪問サービスを中心とした日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」(運営:みんなのマーケット)は、「ドライブレコーダーの出張取り付け」を開始した。サービスの利用者として主に想定しているのは、ドラレコを通販サイトで購入したけれど、配線は隠したいユーザー、だ。

ドラレコは自分取り付けることも可能だが、見栄え良くしようとするとカー用品店や整備工場など、技術者の手を借りるのがよい。ところが、費用を抑えるために通販サイトなどで低価格のドラレコを購入し、カー用品店で持ち込み取り付けを依頼すると、手数料が相場より高くなったり、取り付けそのものを断られたりすることがある。ディーラーでは純正品以外はつけてくれない例もあるという。

くらしのマーケットでは、そういった理由で、自分でドラレコを購入して持ち込み取り付けをあきらめているユーザーに「出張取り付け」を利用してもらいたいと考えている。また、お店や工場に行くのが面倒くさいという潜在ニーズも想定しているという。出張サービスを提供している事業者は少ないからだ。

出張サービスを提供する店にとっての利点は、集客を代行してもらえるのはもちろんだが、「くらしのマーケット」に出店すれば個人客が直接店を選ぶので、自社のサービスをアピールできる。口コミをもらえてやりがいやサービス改善にもつながるかもしれない。出店者の中には、普段はディーラーなどからの紹介が仕事のほとんどという店もあるだろう。

くらしのマーケットでは昨2020年8月に、同サイト初となる自動車関連出張サービスとして「車内清掃(ルームクリーニング)」を開始し、ドラレコ取り付けは同カテゴリー第2弾だ。既存の店からドラレコ取り付けができるという声があったこと、同時に、すでにドラレコ取り付けの依頼もいくつかあったことから、ドラレコ取り付けのサービスを開始した。

くらしのマーケットは、広く「サービス」のEC化に取り組んでおり、自動車の分野にもその可能性を感じていることから、「車内清掃」から始め、今回「ドラレコ」を開始、その先も需要のあるサービスを順次追加したいと考えているという。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
  5. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る