ボルグワーナー、日産にトランスファーケースを初供給…電動モーターで駆動モード切り替え

ボルグワーナーのトランスファーケース
ボルグワーナーのトランスファーケース全 4 枚

ボルグワーナー(BorgWarner)は1月26日、日産自動車のピックアップトラックの『ナバラ』とSUVの『パラディン』向けに、高耐久型のパートタイムトランスファーケースを供給する契約を締結した、と発表した。

ボルグワーナーは初めて、日産にトランスファーケースを供給する。このトランスファーケースは走行中でもハイ・ローの切り替えが可能だ。電動モーターにより、ドライバーは異なる駆動モードを素早く、滑らかに、正確に切り替えることができるという。

パートタイムトランスファーケースには、2WDハイ、4WDハイ、4WDローを含むさまざまな走行モードがある。通常、舗装された乾燥路面では、2WDハイモードが使用され、積雪地や平地のオフロードなどを走行する際は、4WDハイが選択される。また、4WDローは、凹凸の激しいオフロードや急勾配の上り下りに使用される。

ボルグワーナーのトランスファーケースでは、ドライバーが2WDと4WDを切り替えることが走行中でも可能だ。このトランスファーケースは、騒音・振動・ハーシュネス(NVH)が低く抑えられているという。

また、2WDと4WDの切り替え時間は0.7秒以下、ハイとローの切り替えも1秒以下。軽量化のため、ケースやカバーはアルミダイカスト製とした。ボルグワーナーは、ガソリン、ディーゼルいずれの内燃機関との組み合わせにも適する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  4. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  5. 高級車専用の屋内駐車場「コーンズ・リザーブ」、大阪南港に10月オープン
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る