BMW 4シリーズ に「Mディーゼル」、最大トルク71.4kgm 3月に欧州設定

0~100km/h加速は4.6秒

「Mスポーツパッケージ」が標準装備

48Vのマイルドハイブリッド

BMW 4シリーズ・クーペ 新型
BMW 4シリーズ・クーペ 新型全 13 枚

BMWは1月27日、欧州向けの新型『4シリーズクーペ』(BMW 4 Series Coupe)に2021年3月、高性能ディーゼルエンジン搭載車の「M440d xDriveクーペ」を設定すると発表した。

0~100km/h加速は4.6秒

M440d xDriveクーペには、Mパフォーマンスオートモビルによる専用チューンが施された3.0リットル直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載する。欧州仕様の場合、最大出力340hp、最大トルク71.4kgmを獲得する。

トランスミッションは8速AT「ステップトロニックスポーツ」で、駆動方式はインテリジェントな4WDの「xDrive」だ。M440d xDriveクーペは、0~100km/h加速を4.6秒で駆け抜ける。ディーゼルならではの環境性能は、良好なレベルにある。最も環境性能に優れる仕様で、燃費は17.5km/リットル、CO2排出量は150g/km(いずれもWLTP計測)とした。

「Mスポーツブレーキ」やフロント225/45 R18、リア255/40 R18の前後異径サイズのタイヤを備えた18インチMアルミホイールが装備される。市街地走行からサーキットに至るまで、直感的なブレーキ操作に応え、卓越したブレーキパフォーマンスを発揮する。このシステムは短いペダルストロークと明確なプレッシャーポイントが特徴のスポーティなセットアップが施された。ブレーキング時の熱に対する耐性が高く、高い制動能力を実現する。

さらにM スポーツブレーキには、よりダイレクトなブレーキレシオと分離型油圧回路で設計されたフロント4 ピストン式固定キャリパー、リアシングルピストン式フローティングキャリパーを装備している。BMW 4シリーズ・クーペ 新型BMW 4シリーズ・クーペ 新型

「Mスポーツパッケージ」が標準装備

M440d xDriveクーペには、「Mスポーツパッケージ」が標準装備される。キドニーグリルのフレーム、エアインテークトリム、ドアミラーカバー、台形テールパイプカバーといったボディ装備品が、セリウムグレー仕上げとなる。さらにアクセントとして、リアバンパーのインサートがハイグロスブラックとなる。また、フロントサイドエアインテークトリム、ドアミラーカバー、リアバンパーのディフューザーエレメント、リアスポイラーに軽量素材を使用した「Mカーボンエクステリアパッケージ」が用意されている。

M440d xDriveクーペには、走行安定性とコーナリング時の運動性能を最適化する「M スポーツディファレンシャル」が組み込まれた。M スポーツディファレンシャルは、トラクションと走行安定性、俊敏性とコーナリング時の運動性能をさらに向上させるという。リアディファレンシャルに一体化された電子制御式無段階可変ロッキング機能が標準装備されている。

48Vのマイルドハイブリッド

また、この3.0リットル直列6気筒ターボディーゼルエンジンには、48Vのマイルドハイブリッドが導入される。エンジンの負荷を軽減し、出力を向上させるのに役立つという。

強力な48Vスタータージェネレーターとバッテリー(二次電池)を搭載することにより、ブレーキ時に回生したエネルギーを、電力としてバッテリーに蓄える。48Vスタータージェネレーターは、11hpの追加パワーを発生する。この電力が、加速時などにエンジンをアシストする駆動力を生み出す。

48Vスタータージェネレーターは、エンジンをアシストする電気駆動ユニットのように作動し、エンジンを可能な限り、効率的な範囲内で作動できるようにする。また、48Vスタータージェネレーターは、エンジンの自動停止と再始動が行える。非常に少ない振動でエンジンを停止し、よりスムーズに再始動できるというメリットがあるという。これにより、ドライブトレインからエンジンを切り離すことなく、高速道路を走行する場合など、低負荷時にコースト(惰性走行)モードでエンジンを完全に停止することができる、としている。BMW 4シリーズ・クーペ 新型BMW 4シリーズ・クーペ 新型

《森脇稔》

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