日本でも人気を博した個性派アメリカンSUV【懐かしのカーカタログ】

ハマーH2
ハマーH2全 20 枚

SUVを語るとき、やはり“アメリカンSUV”は外せない。そこで今回は日本でも人気を博した個性的で懐かしいモデルを取り上げる。

【画像全20枚】

ジープ・チェロキー(2代目・1984年)

ジープ・チェロキージープ・チェロキー
それまでの『ワゴニア』に代わる、コンパクトで近代的なSUVとして登場。ユニフレームと呼ぶシャシーフレームとボディを一体化した構造は、軽量&コンパクト化を実現した。年式ごとにディテールは異なるも、四角くシンプルなスタイリングは、今、カタログで眺めてみると懐かしくも愛おしい。

ジープ・チェロキージープ・チェロキー
フカッとしたシートに腰かけ、バシャ!とドアを閉め、ザクッ!とセレクターレバーを入れ走り出すと、ステアリングも乗り味もいかにもアメリカ車らしい、鷹揚な走りが楽しめた。

一時期、ホンダのディーラーでも扱われ、右ハンドル車の設定、4リットルのV6を搭載し300万円を切る価格なども話題に。

フォード・エクスプローラー(2代目・1994年)

フォード・エクスプローラーフォード・エクスプローラー
北米市場で14年間連続でSUVのトップセラーを記録したモデル。初代は1990年に登場し、日本市場へも導入された。カタログの写真は2代目で、4ドア車では右ハンドルも用意された。

フォード・エクスプローラーフォード・エクスプローラー
ポートホイールインフレームボディ構造を採用し、2代目では「旧型に比べねじり強度で350%、垂直・横方向の曲げ強度を26%も向上」(カタログの文面より)、4輪独立サスペンションも採用している。エンジンにはV6の4リットルとV8の4.6リットルを設定。

シートの座り心地はもとよりカーラジオの音質まで甘く心地いいアメリカンSUVだった。

シボレー・ブレイザー(1995年)

シボレー・ブレイザーシボレー・ブレイザー
『ブレイザー』は、もともとフォードの『ブロンコ』に対抗するため、シボレー・ディビジョンのSUVとして仕立てられた。カタログは1995年にヤナセにより導入されたモデルで、『ブレイザーLS』と呼び、4.3リットルのV6を搭載した。

シボレー・ブレイザーシボレー・ブレイザー
トランスファーはボタン操作で切り替えができ、“2HI”では前輪の駆動系を自動で切り離すインスタトラック機構も装備。スペアタイヤは床下に吊り下げ、バックドアは上下2分割開閉式。コラムシフト、スコッチガードファブリックス(撥水加工のシート生地)も採用。

途中のマイナーチェンジでおなじみの2段構えのフロントマスクが採用された、

ハマーH2/H3(2002年)

ハマーH2ハマーH2
もともと軍用だったAMジェネラル社の『Humvee(ハンビー)』を民生用に仕立てたのが『H1』。『H2』はGMのSUV、『シボレー・タホ』をベースとし、全長5180mm、全幅2130~2180mm、全高2060~2070mm、ホイールベース3120mmの堂々たる姿態が特徴。

ハマーH2ハマーH2
搭載エンジンにはV8の6.2リットル、6リットルなどが選ばれている。一方の『H3』は『H2』のイメージを踏襲しながらよりコンパクトなボディサイズを実現したもの。全長×全幅×全高は4720×1970×1850mm(Type-S)、ホイールベースは2842mm。室内は『H2』ほど前席左右間が遠くはなく、インパネのデザインもグッと乗用車的なものに。

ハマーH3ハマーH3
とはいえ床面にクッション材が敷かれた実用的なカーゴスペースをもち、5速MT社も設定。搭載エンジンは直列5気筒の3.5リットル。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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