ルノー『キガー』をインドで発表、車台はルノー日産三菱アライアンス…世界市場に投入へ

全長3991mmで最低地上高は205mm

8インチの大型タッチスクリーン

1.0リットル直列3気筒ガソリンターボは最大出力100ps

ルノー・キガー
ルノー・キガー全 26 枚

ルノーグループは1月28日、新型コンパクトSUVのルノー『キガー』(Renault KIGER)を、インドからデジタルワールドプレミアした。

キガーは、ルノーが2020年11月に初公開した同名のコンセプトカーの市販モデル。Bセグメントに属するコンパクトSUVとなり、最初にインドで発売され、他の世界市場にも順次投入される予定だ。

キガーの車台には、ルノー日産三菱アライアンスの「CMFA +」プラットフォームを使用する。パワートレインには、新開発のターボエンジンが搭載され、エキサイティングなドライブを可能にしているという。

また、キガーのデザインは、ルノーのフランスのデザインチームと、インドのデザイン部門が協力して担当した。タフさとダイナミズムを連想させるモダンで筋肉質なデザインを目指したという。

全長3991mmで最低地上高は205mm

フロントには、ハニカムパターンのクロームメッキグリルが装着される。このグリルには、3Dグラフィック仕上げが施された。このフロントグリルからつながる上側のライトストリップには、LEDデイタイムランニングライトが配される。フロントバンパーの左右には、3連のLEDライトがレイアウトされている。

ボンネットは彫刻的なデザインだ。フェンダーには、明確なショルダーラインが配される。ホイールアーチとサイドシルはブラック仕上げ。最低地上高は205mmとした。ルーフには、機能的なルーフバーが装着される。上位グレードの16インチアルミホイールには、ブラックダイヤモンドカット加工が施されている。

スリムなウインドスクリーンは、フローティングルーフまで伸びており、SUVクーペルックを追求する。ルーフスポイラーとシャークフィンアンテナが装着された。

リアには、アルミ仕上げのスキッドプレートを採用する。LEDライトが、光沢ブラックインサートを備えたテールテールランプユニットに組み込まれた。テールライトシグネチャーは、ダブルCCデザインだ。ボディサイズは、全長3991mm、全幅1750mm、全高1600mm、ホイールベース2500mmとした。

8インチの大型タッチスクリーン

全長3991mmのキガーは、都市型SUVに分類される。コンパクトなボディにもかかわらず、インテリアは充分な空間を備えていると自負する。インテリアデザインのコンセプトは、SUVのタフさと洗練されたテクノロジー感覚を調和させること。インテリアデザインは、親しみやすさを重視した。荷室容量は405リットルで、セグメントトップレベルという。

キガーのテクノロジー面では、BluetoothとWi-Fi接続機能を備えた8インチ(20.3cm)の大型タッチスクリーンが用意される。Apple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」にも対応する。「MULTI-SENSE」によって、ドライバーはさまざまな走行モードを選択できる。「Arkamys」と呼ばれるオーディオシステムには、「Auditorium 3D サウンド」を搭載した。駐車を支援するガイダンスライン付きのリアビューカメラも設定している。

1.0リットル直列3気筒ガソリンターボは最大出力100ps

ルノー日産三菱アライアンスによって設計されたモジュラープラットフォーム、CMFA +を使用する。CMFA +では、エンジンコンパートメントサイズの最適化などによって、より広い室内と荷物スペースを可能にしているという。

キガーには、2種類のガソリンエンジンが設定される。1.0リットル直列3気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力100ps、最大トルク16.3kgmを引き出す。欧州では、『クリオ』(日本名:『ルーテシア』に相当)と『キャプチャー』に搭載済みだ。燃費は20km/リットルで、カテゴリートップという。トランスミッションは5速MTで、CVTの「X-TRONIC」が遅れて追加される予定だ。

自然吸気の1.0リットル直列3気筒ガソリンエンジンは、最大出力72ps、最大トルク9.8kgmを発生する。トランスミッションは5速MTと、「EASY-R」と呼ばれる5速AMTを用意している。

《森脇稔》

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