ジャガー・ランドローバー世界販売、日本は6年ぶりに減少 2020年

ジャガー I-PACE 改良新型
ジャガー I-PACE 改良新型全 7 枚

ジャガー・ランドローバー(Jaguar Land Rover)は1月29日、2020年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は42万5974台。前年比は23.6%減と、引き続き前年実績を下回った。

全販売台数42万5974台のブランド別の内訳は、ジャガーが10万2494台にとどまり、前年比は36.6%減と2年連続のマイナス。ランドローバーも32万3480台にとどまり、前年比は18.3%減と3年連続のマイナスとなった。

市場別の2020年の販売実績では、中国が前年比3.7%減の9万5736台とマイナス幅を抑えた。欧州は前年比33.9%減の8万0399台と、前年実績を下回る状態が続く。また、地元の英国は前年比25.5%減の8万4919台と、3年連続のマイナス。北米は前年比22.8%減の10万7841台と、マイナスに転じた。

また、日本は2020年、5368台を販売した。前年比は31.3%減と2014年以来、6年ぶりに前年実績を下回った。5368台の内訳は、ジャガーが1423台を販売した。前年比は56.3%減と、前年の横ばいから、減少に転じた。ランドローバーは3945台を販売し、前年比は13.3%減と、2015年以来、5年ぶりに前年実績を下回っている。

車種別の2020年の世界販売実績では、ジャガーはSUVの『F-PACE』が最量販モデルで、前年比42%減の2万7926台。同じくSUVの『E-PACE』が、44%減の2万4008台で続いた。EVの『I-PACE』は5%減の1万6457台だった。

ランドローバーでは、新型『ディフェンダー』が2020年、全世界で2万8528台を売り上げた。ショートホイールベースの『ディフェンダー90』の販売が開始されたこともあり、モデルチェンジを受けた新型の販売が好調だった。一方、『レンジローバー イヴォーク』は、前年比14%減の7万0188台。『レンジローバー スポーツ』も26%減の6万0821台にとどまった。『ディスカバリー スポーツ』も28%減の6万0392台と落ち込んでいる。

《森脇稔》

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