CASE革命と電動化(前編)各国・自動車メーカーのシナリオ

CASE革命と電動化(前編)各国・自動車メーカーのシナリオ
CASE革命と電動化(前編)各国・自動車メーカーのシナリオ全 4 枚

次世代モビリティのパワートレインとは

昨年9月の菅政権発足以来、日本国中がカーボンニュートラルに向かい動き出そうとしている中で、日本自動車工業会を代表して豊田章男会長(トヨタ自動車社長)が、ガソリン車の販売禁止および自動車の電動化の推進政策に対して苦言を呈した。背景には、新たな政策に関する、新政権と経済界の間での十分なすり合わせがされていない状況があったかもしれない。また、この政策が世界各国と全く異質の内容であったならば、注文をつけられるのは仕方がない。しかし、菅新政権のこの政策は、遡れば2015年のCOP21で採択されたパリ協定を遵守しているものなのである。したがって、日本政府の最重要な政策であり、日本企業にとっては目標とすべき中長期戦略における最重要テーマなのである。

国家としてのカーボンニュートラルを実現するために、自動車産業が「やるべきこと」は、自動車走行時におけるCO2の排出量削減。そして、産業全体におけるCO2排出量削減である。次世代モビリティの展望、第二回目はCASEのE:電動化についてまとめる。


《宮尾 健》

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る