“不滅”のソニー、巣ごもり需要のコロナ太りで純利益1兆円超…2021年3月期予想[新聞ウォッチ]

ソニー
ソニー全 1 枚

崖っぷちに追い込まれたあの悲惨などん底経営を思い知る人にとっては「隔世の感」を禁じ得ないだろう。ソニーの2021年3月期の連結純利益が、前期比86.4%増加し、過去最高の1兆850億円に達する見通しだという。

ソニーが21年3月期第3四半期の決算発表で明らかにしたもので、純利益が1兆円を超えるのは初めて。きょうの各紙にも「ソニー最高益1兆円」のタイトルがおどっているが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、「巣ごもり需要」の追い風を捉え、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」など、ゲーム事業やテレビ販売が好調に推移しているのが背景にあるようだ。

なかでも、東宝と共同配給した人気アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の大ヒットで、アニメ事業の売り上げが急増していることも好材料だ。

ソニーでは21年3月期予想の上方修正は2度目で、今回は20年10月に公表した純利益予想の8000億円を2850億円引き上げて86.4%増の1兆850億円としたほか、売上高は6.5%増の8兆8000億円(従来予想8兆5000億円)、本業のもうけを示す営業利益は11.2%増の9400億円(同7000億円)と、いずれも最高益の更新を見込んでいる。

きょうの産経が伝えているが、東証1部の上場企業のうち、過去に連結最終利益が1兆円以上を超えて最高益を更新したのは、2018年のトヨタ自動車の2兆4939億円を筆頭に、ソフトバンクGが21年に1兆9000億円を予想しているほか、ホンダが18年に1兆593億円、三菱UFJGが15年に1兆337億円。東芝が19年に1兆132億円などで、ソニーが1兆円を超えると、ホンダや東芝を追い抜くことになる。

2021年2月4日付

●ソニー最高益1兆円、3月期予想(読売・8面)

●アマゾンCEO退任発表、ベゾス氏「移行最適な時期」(読売・8面)

●半導体不足長引く車減産、政府が危機感、台湾に増産要請(朝日・6面)

●オンライン見本市苦戦、集客、商談に結びつかず(東京・31面)

●トヨタ世界生産最高へ、今年,920万台、コロナ前上回る(日経・1面)

●中古バイク1割高、「密」回避で通勤利用急増(日経・18面)

《福田俊之》

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