【マツダ MX-30 EV】意のままの走りは電気自動車だから…航続は256km[詳細画像]

MAZDA MX-30 EVモデル(Highest Set)
MAZDA MX-30 EVモデル(Highest Set)全 48 枚
マツダは、同社初の量産電気自動車『MX-30 EV モデル』を1月28日に発売。新世代車両構造技術「SKYACTIV-ビークル アーキテクチャー」や電動化技術「e-SKYACTIV」を採用し、思い通りに操れる走行性能とシームレスで滑らかな挙動を実現した。

パワーユニットは、新開発の「e-SKYACTIV(EV)」。バッテリーは総電力量35.5kWhのリチウムイオンを搭載する。モーターの最高出力は107kW、最大トルクは270Nm。普通(AC)充電に加え、CHAdeMO規格の急速(DC)充電にも対応し、充電状況がわかるようにインジケーターを採用した。航続距離はWLTCモードで256km。

EV専用に強化された「SKYACTIV-ビークル アーキテクチャー」は、基本骨格のストレート化とバッテリーパックを骨格として活かした環状構造により、剛性アップと伝達遅れ低減の両立を実現している。また、モーターのトルク特性を活かして、より幅広い領域で最適な前後荷重移動を実現するマツダ独自の「エレクトリック Gベクタリング コントロール プラス(e-GVC Plus)」を搭載した。

また、ブレーキペダルの操作量からドライバーが必要とする制動力を判断し、その範囲内で最大限のエネルギー回生を行いつつ不足分を摩擦による制動力で補う「回生協調ブレーキ」、人の感覚に合ったトルクコントロールを可能とした電動モータートルク制御システム「モーターペダル」を採用。

「ステアリングホイールパドル」は、アクセルオフ時の回生減速度だけでなくアクセルオン時の加速度まで、パドルで変速することができる。段位は、通常走行時のDレンジを基準に、プラスとマイナスそれぞれ2段ずつ合計5段を設定。ハンドルやペダルの操作に違和感なく応答し、コントロールしやすくしている。さらに、モータートルクに同期したサウンドを発生し、より正確な車速コントロールをサポートする。

先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を標準装備し、全機種が「サポカーSワイド」に該当。サポカー補助金の対象となっている。

マツダコネクトには、バッテリーの状態確認や充電し忘れ通知、充電スポット検索などのEV専用サービスを追加。スマートフォンアプリの「MyMazda」からも充電・空調の操作が可能だ。

デザインコンセプトは、マイルドハイブリッドモデルと同じく、親しみやすさや温かみを感じる「Human Modern(ヒューマンモダン)」。フリースタイルドアや3トーンのボディカラー、サスティナビリティをテーマとした素材使いのインテリアなどを特徴とする。ボディサイズは、全長4395×全幅1795×全高1565mm。ホイールベースは2655mm。

MX-30 EV モデルの価格は、「EV」が451万円から、「EV Basic Set」が458万7000円から、「EV Highest Set」が495万円からとなっている。

《渡邊伊緒菜》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
  5. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る