アマゾン専用EV、公道テスト開始…配送用に10万台導入へ

アマゾンが配送用に10万台を導入する新型EVの公道テスト
アマゾンが配送用に10万台を導入する新型EVの公道テスト全 6 枚

アマゾン(Amazon)は2月3日、配送用に10万台を導入する予定の新型EVの公道走行テストを米国で開始した、と発表した。

この新型EVは、アマゾンが米国のリヴィアン・オートモーティブ(以下、リヴィアン)と共同開発しているもの。リヴィアンは米国ミシガン州に本拠を置く新興EVメーカーだ。車両の設計や開発を行なう本社拠点に加え、カリフォルニア州に自動運転やデータ通信、バッテリーなどの技術開発拠点を有する。さらに、イリノイ州では旧三菱自動車の工場を取得しており、年間30万台の生産能力を持つ。

リヴィアンは近い将来、リヴィアン『R1T』と呼ばれるEVピックアップトラックを北米市場に投入する計画だ。このリヴィアンR1Tのノウハウを生かして、アマゾンと配送用の新型EVを共同開発している。

アマゾンはリビアンと協力して、さまざまな気候や地域において、車両の性能、安全性、耐久性を確認する公道走行テストを米国で開始した。新型EVは、1回の充電での航続が最大240km。エンジニアは、2021年内に予定されている生産開始に向けて、車両の改良を続けていく。

またアマゾンは、新型EVの導入に対応するために、インフラの整備に着手した。北米とヨーロッパの物流ステーションに、数千基の充電ステーションを設置している。なお、アマゾンはリビアンから、10万台の新型EVを導入する計画で、アマゾン専用のEVになる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  3. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る