豊田通商の電子部品子会社ネクスティエレクトロニクスは2月3日、市場拡大が見込まれるセンサー事業を強化するため、小型、低コスト、高性能なイメージレーダーモジュールを手がける韓国のスマートレーダーシステム(SRS)と資本業務提携を締結したと発表した。
SRSは、自動車のトレンドである先進運転支援システムや自動運転のキーデバイスであるセンサー事業に強い。ミリ波レーダーモジュール専門メーカーで、ハードウェアの設計製造、信号処理からソフトウェア、機械学習による深層学習に基づくアルゴリズム設計まで、レーダーの開発に必要な技術を保有する。また、ミリ波レーダーのデータをイメージ化して物体の検知に加え、「認識」できる独自技術も保有する。
ネクスティは今後、SRSの高度な技術を応用して顧客のニーズに柔軟に対応し、高い分解能を持つ低コストの小型レーダーを提供していく。