ウィズコロナ時代の自動運転サービス…高齢者向けと在宅勤務者向け WILLERが実証実験を予定

実証実験に使うナビヤ・アルマ
実証実験に使うナビヤ・アルマ全 18 枚

WILLERやシンガポールのSTエンジニアリング、けいはんな、ピノスは、関西文化学術研究都市の公道で、ニューノーマルに対応した自動運転サービス実証実験を実施する。2月5日に発表した。実証実験には京都府と精華町が協力する。

新型コロナウイル(SARS-CoV-2)感染拡大に伴うリモートワークの普及や外出自粛の影響で、運動不足やストレスの増加、地域経済の成長鈍化などの問題が表面化している。実証実験では、これらの課題を解決するため、コロナ禍でも安心して外出でき、地域住民の健康増進と経済活性化を図る「けいはんなモデル」を検証する。

移動に健康プログラムや快適なテレワーク環境など、地元プログラムを掛け合わせた高齢者向けと在宅勤務者向けのサービスを提供する。既存交通の代替としての自動運転ではなく、目的に合わせた新たな移動サービスとして提供するもの。

実証実験では、関西文化学術研究都市推進機構が推進している日本初の企業乗合型、住民参加型の「けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム(K-PEP)」を活用して、自動運転車が精華台1~5丁目の住宅地とけいはんな記念公園を結ぶ約4.8kmを走行する。けいはんな記念公園からけいはんなプラザホテルまでは、健康増進を目的にシェアサイクルで移動してもらう。

高齢者向けプランは2月16~19日、自動運転に乗車してプロのトレーナーによるフィットネスプログラムを受講する。在宅勤務者向けプログラムは2月13、14日に自動運転とシェアサイクルで移動し、プロのトレーナーによるフィットネスプログラムを受講してもらう。

自動運転車両はナビヤの『アルマ』を利用する。WILLER が全体の統括管理、実証内容の企画、オペレーションを担当し、STエンジニアリングが自動運転の技術設計などを担当する。

《レスポンス編集部》

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