トラックカーナビ、大型車の旋回実績を考慮したルート案内開始

旋回実績考慮前後の経路の一例
旋回実績考慮前後の経路の一例全 1 枚

ナビタイムジャパンは、トラックドライバー専用「トラックカーナビ」にて、大型車の旋回実績を考慮したルート検索に対応した。

近年、ドライバーを事故から守り、大型車に安心安全なルートを提供する必要性が高まっている。トラックカーナビでも、実際には十分に旋回できる箇所であっても、より安全なルートを優先して提案。手前に旋回できる道路があっても考慮されず、遠回りのルートを提示することがあった。また大型車の場合、道幅の狭い道では電柱やポールなど、道路環境を把握する必要があるが、地図データとして正確に整備することが困難だった。今回、これらを補完するデータとして旋回実績データを活用し、トラックが安全に曲がれた実績のある道を適切に通すことで、安全性を満たしながら不要な遠回りのないルートを案内することが可能となった。

旋回実績は、トラックカーナビのユーザーから取得した過去6か月分の走行実績を活用し、トラックが旋回可能な曲がり角のデータを抽出して作成している。車両の大きさ(車長・車幅)や通過ユニークユーザー数などから、内輪差、外輪差まで計算して導き出し、旋回できるかを判定した上で、通れるルートを表示。旋回実績に対応したルートは、ルート検索の「推奨」「無料優先」等すべての優先条件に適用されるため、特別な操作なしで利用できる。

なお、大型車の旋回実績を考慮したルート検索は、バス専用カーナビアプリ「バスカーナビ」でも利用できる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  2. カスタムカーの祭典、愛知で初開催!「オートメッセ in 愛知 2025」7月26-27日
  3. トヨタ『SORA』にリコール…ワンマンバスの構造要件を満足しないおそれ
  4. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
  5. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る