住友ゴム、タイヤの摩耗検知技術を確立--- 「センシングコア」が進化

センシングコア
センシングコア全 3 枚

住友ゴム工業は、独自のタイヤセンシング技術「センシングコア」を進化させ、タイヤの摩耗量を検知する技術を新たに確立したと発表した。

センシングコアは、タイヤ開発で培ったタイヤの動的挙動に関する知見と、タイヤの回転により発生する車輪速信号を解析するデジタルフィルタリング技術を融合させることで、タイヤに関する様々な状態を検知する。今回、従来から検知可能だったタイヤ空気圧・荷重・路面状態に加えて、タイヤ摩耗が検知できるようになった。同技術はタイヤそのものをセンサーとして利用するため、タイヤへの付加的なセンサーの追加が不要で、メンテナンスフリーであるということが大きな特長。さらに車輪速信号などの必要な情報をクラウド上でも検知できる。

今回、これまでの開発で得られた知見を元に、車輪速信号とエンジンなどの情報からタイヤのトレッド剛性を算出することで摩耗量の検知を実現。この新技術によって、ドライバーへタイヤの摩耗状態を提供することが可能となる。また、得られた摩耗状態をクラウド経由で集中管理することで、モビリティサービスや運送事業者などの安全運行やメンテナンスコストの大幅な削減などへの応用が見込まれる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  2. 「盤石シャシー」に「装甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  3. BYD、国内EV累計販売が5305台に…5000台目の『シーライオン7』を納車
  4. 「ついに樹脂バンパーやめるのかー」ルノー『カングー』が大きくイメチェン! 装備の充実に「豪華ングー」の声も
  5. レクサス『LC』の特別仕様「最高峰」モデルに「美しすぎる」「マットカラーたまらん」など絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る