トヨタ自動車がトヨタ紡織への出資比率引き下げる理由

トヨタ紡織、刈谷本社・新本館
トヨタ紡織、刈谷本社・新本館全 1 枚

トヨタ紡織筆頭株主のトヨタ自動車は、保有するトヨタ紡織の株式の一部を売却して出資比率を引き下げた。トヨタ紡織が2月18日、発表した。

日本取引所グループが2021年度に実施する「市場区分見直し」で新設される「プライム市場」入りに向けて、株式の流動性を確保するのが目的。

トヨタ紡織は現在、東京証券取引所第一部に上場しているが、社会的な信用力や認知度向上を図って企業価値向上を図るため、新市場区分での「プライム市場」への上場を目指している。プライム市場の上場基準では、流通株式比率が設定されており、これを達成するため、トヨタ紡織はトヨタに株式売却を要請した。

トヨタは要請に応じて証券会社を通じてトヨタ紡織の株式を売却した。トヨタのトヨタ紡織への出資比率は2020年3月31日時点で39.43%だった。今回のトヨタの保有株式売却による出資比率は公表していないものの、プライム市場の上場基準を達成する見通しとしている。

トヨタ紡織は今後もトヨタグループとの発展を支える関係を継続するとしている。

《レスポンス編集部》

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