三菱 アウトランダーPHEV、EVモードの航続を9%拡大…2021年型を米国発表

リアモーターの最大出力を95hpに強化

走行モードにスポーツとスノーを用意

米EPAの認定電費は74MPGeとなる見通し

三菱 アウトランダー PHEV の2021年モデル(米国仕様)
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三菱自動車の米国部門の三菱モータースノースアメリカは2月24日、『アウトランダーPHEV』(Mitsubishi Outlander PHEV)の2021年モデルを発表した。

リアモーターの最大出力を95hpに強化

2021年モデルでは、PHVパワートレインがアップグレードされた。PHVパワートレインのエンジンは、2.4リットル直列4気筒ガソリンで、最大出力126hp、最大トルク20.5kgmを発生する。

リアアクスルに組み込まれる電気モーターは、従来の最大出力82hpから、より強力な最大出力95hpユニットに置き換えられた。これにより、PHVシステム全体の出力は221hpとなり、従来型から31hp増加している。

バッテリーの蓄電容量も、従来の12kWhから13.8kWhに大容量化された。その結果、EVモードでの航続は、最大35.4kmから最大38.6kmに9%拡大した。EVモードの最高速も、従来の127km/hから134km/hに引き上げられている。三菱 アウトランダー PHEV の2021年モデル(米国仕様)三菱 アウトランダー PHEV の2021年モデル(米国仕様)

走行モードにスポーツとスノーを用意

2021年モデルでは、バッテリーとエンジン間の同期を改善した。全体的な騒音、振動、ハーシュネス(NVH)を低減するために、最新のソフトウェアを採用している。

また、2021年モデルには新機能として、走行モードにスポーツとスノーが用意された。2つの走行モードは、すべての運転状況において、ドライバーの自信とコントロールを強化するという。2021年モデルには引き続き、三菱独自の「S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)」全輪駆動システムが標準搭載されている。

S-AWCの特長は、前後駆動力配分、左右輪間トルク配分、四輪ブレーキ配分という3つの要素を、個々に場面に応じてスイッチで切り替えるのではなく、トータルで制御するところにある。一般的な車両制御では、制御が不連続であることが、ドライバーへの違和感や不安感となり、高い速度域や滑りやすい路面などでは追加の操作や修正などの原因となるという。

S-AWCでは、「走る・曲がる・止まる」のすべてを連続的に捉え、ドライバー操作に対する応答性や、トラクション性能、走破性など車両へのすべての影響を考えながら判断して、制御値を作っているという。三菱 アウトランダー PHEV の2021年モデル(米国仕様)三菱 アウトランダー PHEV の2021年モデル(米国仕様)

米EPAの認定電費は74MPGeとなる見通し

効率、経済性、パフォーマンスの向上を重視したアップデートにより、2021年モデルの米EPA(環境保護局)の認定電費は、74MPGeとなる見通しだ。

2021年モデルのアウトランダーPHEVには、「SEL」、「LE」、「GT」の3グレードがラインナップされている。このうち、LEグレードには、サンルーフと三菱パワーサウンドシステム、ブラックアウトグリル、ダーククロームデュアルスポーク18インチアルミホイール、ブラックアウトデザインの前後バンパーが標準装備されている。

アウトランダーPHEVの2021年モデルには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。全グレードに、フォワード・コリジョン・ミティゲーション(FCM、衝突被害軽減ブレーキシステム)、レーン・ディパチャー・ウォーニング(LDW)、車線変更支援システムを備えたブラインド・スポット・ウォーニング(BSW)、オートマチック・ハイビーム(AHB)を標準装備している。

2021年モデルには、業界をリードする保証が付帯する、と自負する。新車登録から5年間/走行6万マイルの新車保証と、新車登録から10年/走行10万マイルのPHEV保証だ。また、すべてのアウトランダーPHEVには、新車登録から5年間/走行距離無制限で、ロードサイドアシスタンスプログラムが標準装備されている。

《森脇稔》

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