東北・上越新幹線の大規模改修…実物大の模擬施設で技術開発に着手

約1万1000平方mのJR東日本総合研修センターの敷地に設けられた実物大模擬設備の全景。
約1万1000平方mのJR東日本総合研修センターの敷地に設けられた実物大模擬設備の全景。全 7 枚

JR東日本は3月3日、東北新幹線東京~盛岡間と上越新幹線(大宮~新潟)の大規模改修へ向けた技術開発に着手すると発表した。

【画像全7枚】

両線は、1985年3月に開業した上野~大宮間、1991年6月に開業した東京~上野間以外は1982年に開業しているが、それから30年以上が経過した2015年12月には、国から大規模改修の必要性を認められ、2016年3月には総額約1兆円が見込まれる引当金の積立計画が承認されている。

大規模改修は2031年度から10年間実施される計画で、今回はいよいよ作業へ向けた技術開発が取り組まれることになり、福島県白河市にあるJR東日本総合研修センターに同社初の総合的な実物大模擬設備が構築された。

この設備はコンクリート橋やトンネル、土工設備、線路の技術開発に活用するほか、3次元点群データを用いた設計や工事情報管理、架線柱の耐震補強工事へ向けた工法といった技術開発にも活用することが検討されているという。

JR東日本ではこの設備を通して「大規模改修だけでなく、新幹線構造物に関わる日々の維持管理の生産性向上・働き方改革に向けて、ICTなども活用したさまざまな技術革新や人材育成を進めていきます」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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