BMWやメルセデスベンツ、安全なデータ交換を目指すアライアンス設立…業界標準を構築へ

BMWやメルセデスベンツが設立した安全なデータ交換を目指すアライアンス「Catena-X」のイメージ
BMWやメルセデスベンツが設立した安全なデータ交換を目指すアライアンス「Catena-X」のイメージ全 2 枚

BMWグループ(BMW Group)とメルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は3月2日、自動車業界において、安全な企業間データ交換を目指すアライアンス、「Catena-X」を設立した、と発表した。

Catena-X は、オープン性と中立性を確保するために、ドイツに本拠を置く協会として組織された。Catena-Xには、自動車メーカーやサプライヤー、ディーラー、アプリケーション、プラットフォーム、インフラストラクチャのプロバイダーを含むシステムサプライヤーが参加できる。

Catena-Xに参加しているのは、BMWグループ、メルセデスベンツ、ボッシュ、ZF、 BASF、シェフラー、SAP、シーメンス、ドイツテレコム、ドイツ航空宇宙センターなど。

Catena-Xの目的は、自動車のバリューチェーン全体で情報とデータを共有するために、統一された業界標準を構築することにある。参加する企業は、自動車業界の競争力を高め、協力を通じて効率を引き上げ、情報やデータへのアクセスを通じて、企業活動を加速したいと考えているという。

Catena-Xのパイロットプロジェクトの最初の段階では、5つの分野に焦点を当てる。5つの分野とは、品質管理、ロジスティクス、メンテナンス、サプライチェーン管理、持続可能性、としている。

《森脇稔》

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