JR北海道のキハ40にまたまた“新色”…キハ22形風の朱色とクリーム色にリバイバル 4月3・4日に公開

キハ22形などの「国鉄一般気動車標準色」に塗り替えられるキハ40形のイメージ。一段窓の側面だけを見れば、かなりキハ22形に近い印象に映る。
キハ22形などの「国鉄一般気動車標準色」に塗り替えられるキハ40形のイメージ。一段窓の側面だけを見れば、かなりキハ22形に近い印象に映る。全 4 枚

JR北海道は3月5日、国鉄時代の一般型気動車に使用されていた塗色(国鉄一般気動車標準色)を施したキハ40形を運行すると発表した。

これは釧路支社管内で運用されている2両を、国鉄時代のキハ22形などに使われていた「朱色4号+クリーム色4号」と呼ばれるツートンカラーに塗り替えるもの。

4月3・4日に釧路駅で開催される「周年イベント」に際し、11時40分~12時50分頃に1両目が1番ホームで披露されることになっており、キハ54形のラッピング車3両(地球探索鉄道ラッピング、ルパンラッピング、流氷ラッピング)も連結される。

その後は、根室本線新得~釧路間で他のキハ40形とともに運用され、4月下旬には2両目も運用を開始する予定。釧路支社管内のキハ40は「朱色5号」のいわゆる「首都圏色」に塗り替えられた3両が運用されており、それらとの混結も期待できる。

ちなみに、参考とされたキハ22形は、1959年に登場した国鉄の一般型気動車で、デッキがないキハ20系に分類されるが、北海道や東北といった酷寒地で運用するためデッキ付きとなり、準急列車や急行列車にも使用されたことがあった。

ただ、登場当初は今回再現される色ではなく、「黄かっ色2号+青3号」という、横須賀線のカラーがくすんだようなものだった。1980年頃からは塗色工程の合理化で首都圏色に塗り替えられ、JR移行後、北海道内の在籍車は現在のキハ40形に近いJR北海道色となったが、1994年度までにはすべて廃車された。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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