ミニチュアポニーが1日駅長…京急の“馬”堀海岸駅

ミニチュアポニーが京急の馬堀海岸駅の1日駅長に就任。
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京浜急行の馬堀海岸駅(神奈川県横須賀市)で3月13日、ミニチュアポニーのナギサちゃんが1日駅長に就任した。

京急グループの観音崎京急ホテル(神奈川県横須賀市)は、13日から「ホーストレッキング観音崎海岸」を開始する。1日駅長はこの企画の開始を記念したもの。馬堀海岸駅はホテル最寄駅であり、また駅名に“馬”の字が含まれる。

馬堀海岸駅では、同駅を管理する横須賀中央駅の吉田淳一駅長からナギサちゃんに帽子が被せられ、1日駅長が任命された。京急によると、京急で霊長類ヒト科以外の生物が駅長になるのは初めて、また女性(ナギサちゃんはメス)が駅長に就任するのも初めてだという。

ナギサちゃんは、HTF生まれの“お嬢さま”で、性格はとても甘え上手のかまってちゃんだ。吉田駅長やスタッフによくなついていた。駅長にじゃれついて、記念撮影の際に、電車の走行タイミング(この企画のために徐行)と姿勢を合わせるのに一苦労だった。吉田駅長は京急の駅長の中で五指に入る長身(本人談)で、ミニチュアポニーのナギサちゃんとは凸凹コンビとなった。

「ホーストレッキング観音崎海岸」は、ホテルがホーストレッキングファーム三浦海岸(HTF、神奈川県三浦市)と連携した企画。ポニーとともに観音崎海岸を散歩する「ホーストレッキング」、ホテル敷地内で餌やりや写真撮影などを楽しめる「ポニーふれあい体験」、小学生以下の子どもがポニーに騎乗して専用コースを楽む「ジムカーナ」の3つの企画が用意されたアクティビティだ。ホーストレッキング観音崎海岸:ポニーふれあい体験ホーストレッキング観音崎海岸:ポニーふれあい体験

観音崎京急ホテル営業部の佐藤剛次長は「屋外で密を避けた非日常のアクティビティを楽しめる。未来ある子どもが動物愛護や環境保護を覚えて欲しい」と語る。海岸でのホーストレッキング企画には、ビーチクリーニングの時間も含まれている。また観音崎京急ホテルには、グランピングスペースやスパも用意されている。

ホーストレッキングは、HTFが保有する親子のポニー2頭:ルン(親、メス・13才)とナギサ(子、メス・4才)を三浦海岸のファームから観音崎のホテルに連れて来て行なう。利用料金はホーストレッキングが税込1万(30分)など。ホテル宿泊者についてはお得な専用プランがある。土曜・日曜日および土曜・日曜日と連休になる祝日に実施する。

いずれの企画もスタッフがポニーに付き添って案内する。HTFの小柳充輝CEOは「初心者や子どもも含めた、幅広い年齢層に楽しんでいただければ」という。なお、ポニーはたいへんおとなしく人によく慣れているが、ひとつ注意するなら、馬は真後ろの視角がないので、そこで急な動きをすると驚くことがあるそうだ。

試乗会(?)に参加した鈴木桜美(すずきはなみ、横浜市、小学校5年生)さんは「最初は怖かったけど、慣れたら平気でかわいい。ポニーの動かし方も最初はわからなかったけれど、すぐに覚えた」と感想を話す。

ちなみに馬堀の地名の由来は、かつてこのへんで馬を放牧していたから、とする説のほか、東京湾を隔てた安房国(現在の千葉県鴨川市付近)から泳ぎ着いた馬が、馬頭観音の導きによって、小原台(現在の防衛大学校周辺)の地面を蹴ったところ清らかな水が湧き出たから、という説がある。この馬は源頼朝に献上され、名を生月(いけづき)として愛馬にされたとも言われている。

《高木啓》

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