【ホンダF1】浅木LPL「世界一になって真の自信を」…最終シーズン開幕へプレビュー

#33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
#33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)全 4 枚

ホンダは3月16日、最後の参戦となる2021年のF1(フォーミュラ・ワン)初戦を前に、オンラインによるメディア向けのプレビュー会見を開いた。

【画像全4枚】

ホンダは2015年から第4期となるF1を戦っており、コロナ禍で揺れた2020年シーズンはレッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダの2チームで計3勝をあげた。近年の年間3勝は19年シーズンから2年連続だった。

ホンダは咋年10月に、将来のカーボンニュートラル実現に向けた電動化推進や安全技術の高度化などの課題に対応するため、21年シーズン限りでのF1撤退を発表した。有終の美をめざす今季は昨年と同じ2チーム体制だが、アルファタウリ・ホンダには日本人のF1ドライバーとしては小林可夢偉選手以来7年ぶりの参戦となる角田裕毅選手が新たに加わっている。

角田選手は20歳で、日本人F1ドライバーとしては最も若い参戦であるだけでなく、今季のF1ドライバー20人のなかでも最年少だ。日本人初のF1優勝への期待も高まっており、ホンダには強力な新人登場となている。

ホンダが2チームに供給するパワーユニットも、今季は新骨格となったエンジンなどにより、競合にひけを取らないパフォーマンスが期待できそうだ。16日のプレビュー会見に出席した本田技術研究所の四輪モータースポーツ専門部門「HRD Sakura」のセンター長で、F1プロジェクトリーダー(LPL)を兼ねる浅木泰昭氏は、新骨格エンジンについて「カムシャフトのレイアウトを下に降ろすことで大幅なコンパクト化を図った。重心は低く空気の流れも変わり(セッティングの)自由度が増した」と紹介した。

ホンダは咋年にこの新骨格の開発に着手したものの、コロナ禍で中断を余儀なくされた。今季での撤退が決まった際、浅木氏が「このままでは撤退できない」と八郷隆弘社長に訴え、開発再開の快諾を得たという。

浅木氏は最終の挑戦となる今季の目標を「シーズンチャンピオン」と明言し、そのうえで、「技術者たちが世界一になり、八方ふさがりを打開しながら、これからのカーボンニュートラルに取り組んでもらいたい。技術者たちが真の自信をもつには勝つしかない」と、人材育成を念頭に勝利へのこだわりを強調した。

今季のF1は、バーレーンGP(決勝3月28日)を初戦にアブダビGP(12月12日)まで、史上最多となる全23戦が予定されている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ23車種・3364台をリコール 低圧燃料ポンプ交換作業に不備
  2. 日産 フェアレディZ 改良新型は表情変化、ハンドリング性能も向上…今夏米国発売へ
  3. 航続最大230kmの電動アシスト3輪自転車、椿本チエインが初公開へ…BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2026
  4. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  5. ホンダ『ヴェゼル』がスポーツSUVへ進化!? 次期型はプレリュードの技術を満載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ルノーのスポーツEV「5 Turbo 3E」、エクセディのインホイールモーター搭載…555馬力
  3. セキュア開発における脅威分析【自動車セキュリティ解説 第2回】
  4. 中国Desay SV、業界初AIプラットフォーム「EA01U」を日本初公開…人とくるまのテクノロジー展 2026
  5. 【世界主要自動車xEV市場 リスキリング講座】中国編
ランキングをもっと見る