【車内空間での体験価値の大進化】車載コンテンツによる体験の変化

【車内空間での体験価値の大進化】車載コンテンツによる体験の変化
【車内空間での体験価値の大進化】車載コンテンツによる体験の変化全 3 枚

1.車載コンテンツの位置づけ

前回の記事では「自動車DXの萌芽」と題して、自動車に関連する要素技術の進化から、車内空間での体験価値を醸成するサービスが高度化する可能性を指摘した。特に車載HMI機器やバイタルセンシングの進化が重要で、自動車と搭乗者の関係性が今後必ず大きく変わるという点について述べた。

一方で、車載HMIやバイタルセンサがあるだけでは体験価値にならない。スマホだけでは使い勝手が限られるのと同様で、そこで様々なアプリケーションが活用可能になって初めて大きな価値が生まれる。自動車でも、高機能な電子機器やセンサの機能を活かすソフトウェアである車載コンテンツが必要だ。

今回は、車載コンテンツやコンテンツを用いたサービスの現状について整理したうえで、今後の課題を抽出することにしたい。なお、ここで言う車載コンテンツとは、自動車に搭載されているディスプレイやオーディオ機器などのHMI機器を通じて、映像・画像、光彩、音声・音楽、芳香、振動、空気流やそれらの組み合わせによって、搭乗者の五感に刺激を与えるものを指す。車内空間での体験は、このようなコンテンツを群制御するサービスによって大きく変わると想定される。

2.現状の車載コンテンツ事例

車載コンテンツを実現するには、高度なHMI機器や、ソフトウェアを遠隔でアップデートする通信環境が必要となる。そのため現状では必然的にプレミアムブランドでの動きが中心で、特に米国のTESLAや中国のNIOといった新興ブランド、そして欧州のMercedesなどのブランドが中心となる。この節では、これらのブランドでの現状の車載コンテンツやサービスの事例を確認したい。


《程塚正史》

アクセスランキング

  1. 日産が“超短期開発”を本格導入?…次期『スカイライン』最終デザインをプレビュー!
  2. トヨタの新型ハイブリッドスーパーカー『GR GT』、欧州デビューへ…グッドウッド2026
  3. 700馬力の『GRカムリ』爆誕!? トヨタ最強セダンの可能性
  4. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  5. 物理的に発進阻止する盗難防止アイテム、『バリケード ブレーキペダルロック1』発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  2. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  3. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
ランキングをもっと見る