MINIはフルEVブランドに、ロールスロイスにもフルEV仕様…BMWグループ

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BMWグループは17日の2021年年次総会で、MINIをフル電動自動車(EV)のブランドにすると明らかにした。内燃機関を搭載した車種は2025年のリリースが最後となり、2030年代初期までにMINIをフルEVのブランドするという。フルEVブランドは、BMWグループでは初めてとなる。

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「MINIは都市交通と電動モビリティ向けにパーフェクトだ」とBMWのオリバー・ジプセ取締役会会長は自信を見せた。

BMWグループによると、2021年の電動化車両の販売は対前年比75%以上の成長が期待できるという。フルEVは2倍以上になりそうだ。「2021年末には、2013年以来の累計で100万台以上の電動車両を販売しているはずだ」とジプセ会長。

ジプセ会長は、BMWグループにとって2023年が重要だという。その時点でフルEVの13車種が公道を走っている予定だ。2023年までに、コンパクトカーから超高級車まで主要セグメントに、少なくとも1車種のフルEVを投入予定だという。「すなわち主力シリーズのすべてがフルEV仕様をラインナップする。セグメント別で約90%にあたる」(ジプセ会長)。ロールスロイスからもフルEVが登場する。

2025年末までにBMWグループは約200万台のフルEVをデリバリーする計画だ。フルEVの販売は年間成長率50%で増え、2020年との比較では10倍以上の数字になるたろう。

「トレンドを見ると、いくつかのセグメントはフルEV化しても良い。そして重要なのは製品化能力と収益性とのバランスだ。ここで明確にしておくと、数年以内にいずれかの市場セグメントでフルEV化の需要があれば、BMWグループは対応できる」(ジプセ会長)。

《高木啓》

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