BASF、高温耐性の次世代ガラス繊維強化プラスチックを開発---190度まで対応

パワートレインに最適なBASFの新グレード高温用ポリアミド
パワートレインに最適なBASFの新グレード高温用ポリアミド全 1 枚

BASFは、熱安定性を備えた新開発のガラス繊維強化プラスチック、ウルトラミッド「B3PG6 BK23238」を発売した。

エンジニアリングプラスチックには、長期間の高温耐性に加え、電気部品のガルバニック腐食(異種金属接触腐食)防止も求められる。耐熱性、長寿命、およびウェルド強度は、パワートレインコンポーネントの基本的要件。内燃機関のほか、ハイブリッドや電気自動車にて、過酷な環境下でも信頼性が高く、技術的に欠陥のない材料が不可欠となっている。

新開発のウルトラミッド B3PG6 BK23238は、190度までの耐熱性があり、ハロゲン化物や金属フリー安定化により、電気部品のガルバニック腐食を防止。さらに30%ガラス繊維で強化されたこのポリアミドは、優れた耐熱老化性を持つほか、振動溶着およびホットガス溶着への適用も可能だ。

BASFは、ターボチャージャーとインタークーラーを結ぶチャージエアダクト向けの材料開発で様々なウルトラミッドの可能性を検証し、P系熱安定剤により過酷な温度要件を初めて達成。この特性からウルトラミッド B3PG6 BK23238は電動パワートレインの使用にも適しており、加速する電動車の普及にも貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る