ドゥカティが2年ぶりに減益、新型コロナの影響 2020年通期決算

ドゥカティ・スクランブラー・ナイトシフト(2021年モデル)
ドゥカティ・スクランブラー・ナイトシフト(2021年モデル)全 4 枚

ドゥカティ(Ducati)は3月18日、2020年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、2020年通期の売上高は6億7600万ユーロ(約880億円)。前年の7億1600万ユーロに対して5.6%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。また、2020年通期の営業利益は、2400万ユーロ(約31億円)。前年の5200万ユーロに対して53.9%減と、2年ぶりの減益となっている。これは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の影響だ。

2020年の世界新車販売台数は4万8042台。前年比は9.7%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。市場別の2020年の販売実績では、イタリア本国が過去最高の7100台を売り上げた。ドイツも6.7%増の5490台と好調。スイスも11.1%増と伸びる。

中国では2020年、4041台のモーターサイクルを販売。前年比は26%増と2桁増を達成した。一方、日本は2020年、1689台にとどまった。前年比は10%減と、2年連続で前年実績を下回った。

車種別の2020年の販売実績では、『スクランブラー』が9265台のセールスを記録して、製品ファミリーとして最も多く販売されたモデルとなった。『ストリートファイターV4』は5730台を販売して、セグメントのベストセラーモデルとなっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  2. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  3. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  4. アルファロメオの新型コンパクトSUV『ジュニア』日本発売、ハイブリッド車が420万円から
  5. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る