【グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02】最新のミニバン専用タイヤが重視したのは乗り心地と静粛性!人気ミニバンとの相性とは?

ドライブをいかに疲れなくさせるか

乗り心地や静粛性を改善するためにエフィシエントグリップ RVF02は何を行ったのか

ミニバン特有のハンディキャップを補うエフィシエントグリップ RVF02の商品力

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モータージャーナリスト 大谷達也氏
モータージャーナリスト 大谷達也氏全 15 枚

疲れないドライブを実現させるためにグッドイヤーは考えた

ミニバンでいちばん大切なことはなんだろう?広々とした室内や高い経済性、それに十分な安全性が求められるのは当然である。長時間ドライブでも子供を飽きさせないAV機器が重宝がられる事情もよくわかる。でも、本当に大切なのは快適な乗り心地や優れた静粛性ではないのか?ホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシングホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシング

そもそもミニバンは大人数の家族や友人が一緒に出かけるときに活躍するクルマ。だとすれば、車内でどれだけ豊かなコミュニケーションを図れるかが、もっとも重要なはず。この前提に立てば優れた静粛性は欠かせない。ゴーッという地響きのようなロードノイズ。それにタイヤが路面と接触するときに起きるサーッというパターン・ノイズが大きければ、車内で言葉を交わすにしても大声を出さなければならず、子供であればそのうちに疲れ果ててしまうはず。オトナだって、キャビンがうるさいせいで話す気力が失せたとしても不思議ではない。乗り心地だって同じこと。あまりガタゴト揺さぶられていたら、目的地に着いたときにはグッタリなんてことにもなりかねない。それでは、せっかくミニバンで出かける意味も半減してしまうというものだ。グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗

ミニバンの乗り心地や静粛性を改善するためにエフィシエントグリップ RVF02が実施したこと

グッドイヤーから発売された新製品「エフィシエントグリップ RVF02」は、まさにこの乗り心地や静粛性を改善するために誕生したミニバン専用タイヤだという。まず、トレッドのショルダー部分には大きさの異なるブロックをレイアウト。ピッチ数を従来製品(イーグル RV-F)の64から68に増やすとともに、ブロックの大きさをランダムに配することで、パターンノイズを14%低減したという(235/50R18 101Wの場合)。さらに、従来製品ではガタツキのあった接地形状を滑らかな楕円に近づけた結果、走行中のタイヤが路面に徐々に接地するようになって衝撃が緩和され、静粛性が向上した模様。ちなみに、この改良に伴ってロードノイズは9%も低くなったそうだ。グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗

さらに構造面では、トレッド内部のベルトならびにオーバーレイヤーとサイドのプロファイルを工夫し、サイドウォールからショルダー部にかけての断面形状を円に近づけることで、路面からの衝撃を効果的に緩和。これが乗り心地の改善に結びついたと主張する。エフィシエントグリップ RVF02は転がり抵抗の低減にも取り組んでいて、全40サイズがグレーディングシステムでAAを獲得。ウェット性能もほとんどがb(一部サイズはc)で、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会から低燃費タイヤに認定されている。グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗

ミニバン特有のハンディキャップを補うエフィシエントグリップ RVF02の商品力

今回は2020年製のホンダ「ステップワゴン スパーダ クールスピリット」に205/55R17 95Vのエフィシエントグリップ RVF02を装着して、その感触を確認することとした。ホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシングホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシング

試乗車で走り始めて最初に感じたのは、きれいに、そして軽々と転がっていく点。ステアリングを通じてタイヤのざらついた感触がほとんど伝わってこないことが、こういった印象に結びついているのだろう。東京湾アクアラインの海上部分を80km/hで走っていても、ゴーッというロードノイズはほとんど聞こえない。サーッというパターンノイズはいくぶん耳に届くものの、音量的には決して大きくない。この程度であれば、多少パターンノイズが聞こえているくらいのほうが路面の様子を捉えるのに役立って好ましいとさえ思うくらいだ。ホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシングホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシング

当日はときおり強い横風が吹いていたが、背の高いステップワゴンでも高速直進性にはまったく問題がなかった。それどころか、ステアリングを通じて前輪がしっかりと路面を捉えている様子が伝わってきて心強く感じられたほど。この辺もエフィシエントグリップ RVF02を履いた効果と思われる。

高速道路での印象でいえば、目地段差を乗り越えたときの当たりがソフトだったことにも好感を抱いた。また、当たりが柔らかいタイヤのなかには振動が加わった際の減衰性が不十分で、バイブレーションが尾を引くケースも少なからず認められるが、エフィシエントグリップ RVF02はダンピングが良好で振動がすっと収束する点も印象的だった。グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗グッドイヤー エフィシエントグリップ RVF02 試乗

弱点が見当たらないバランスに優れた製品

最後にエフィシエントグリップ RVF02とともにワインディングロードに足を踏み入れてみた。あくまでもファミリー向けのミニバンゆえに、コーナー進入時のレスポンスが驚くほど鋭いということはないものの、ここでもステアリングから伝わってくる接地感は良好で、コーナリング中の安心感は強い。ペースを上げてもつま先だった感触がなく、トレッド全体でしっかり路面を捉えている様子が伝わってくることにも好印象を抱いた。ホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシングホンダ ステップワゴン スパーダ クールスピリット ホンダセンシング

総じて、エフィシエントグリップ RVF02には明確な弱点が見当たらず、バランスに優れた製品だと感じた。静粛性や快適性を特に重視するミニバン・ユーザーにはお勧めのタイヤといえるだろう。モータージャーナリスト 大谷達也氏モータージャーナリスト 大谷達也氏

GOODYEAR エフィシエントグリップ RVF02の詳細はこちら

大谷達也|自動車ライター
元電気系エンジニアという経歴を持つせいか、最近は次世代エコカーとスーパースポーツカーという両極端なクルマを取材することが多い。いっぽうで「正確な知識に基づき、難しい話を平易な言葉で説明する」が執筆活動のテーマでもある。以前はCAR GRAPHIC編集部に20年間勤務し、副編集長を務めた。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本モータースポーツ記者会会長。

《大谷達也》

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