ジムニーとガチンコ勝負…ではない!? ダイハツの軽SUV『ラガー』約30年ぶり復活か

ダイハツ ラガー 次期型の予想CG
ダイハツ ラガー 次期型の予想CG全 7 枚

ダイハツが、かつてラインアップしていた本格オフローダー『ラガー』を約30年ぶりに復活させる可能性が浮上している。入手した情報によると、新型ラガーは軽自動車規格に収まる5ドアSUVとして開発が進められているという。

【画像】ダイハツの軽SUV『ラガー』予想CG

◆タフトがあるのに?

ラガーは1984年、初代『タフト』の後継モデルとして登場した。ラダーフレームを採用した本格クロスカントリー4WDとして展開されたが、1997年に国内販売を終了。その車名が2027年秋にも復活するとの情報が入っている。

新型ラガーについては、当初2024年頃の登場も取り沙汰されていた。しかし、ダイハツの認証不正問題などの影響で、開発計画が見直されたとの情報がある。その後、プロジェクトは再び動き始め、現在は2027年秋のワールドプレミアが有力視されている。

ここで気になるのが、ダイハツにはすでにSUVテイストの軽自動車『タフト』が存在することだ。現行タフトは2020年に登場。スクエアなボディや大径タイヤ、最低地上高190mmを特徴とし、軽自動車ながらアウトドア志向を強く打ち出している。

ダイハツ タフト 現行ダイハツ タフト 現行

◆新世代車両開発思想「DNGA」を採用

それでも新たにラガーを投入する狙いは、両車の役割の違いにありそうだ。

軽自動車になる新型ラガーのボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高約1730mm、ホイールベース2580mm程度を想定。最低地上高は200mm前後まで引き上げられる可能性がある。

最大の注目点は、その基本構造だ。スズキ『ジムニー』がラダーフレームとパートタイム4WDを組み合わせた本格クロスカントリー4WDであるのに対し、新型ラガーにはダイハツの新世代車両開発思想「DNGA」が採用されるとの情報がある。

スズキ ジムニースズキ ジムニー

◆ジムニーと違うのは?

DNGAは軽自動車を起点に開発されたアーキテクチャーで、車両の基本性能を高めながら、軽量化や生産効率の向上を図るものだ。新型ラガーがDNGAを採用する場合、ジムニーのようなラダーフレーム構造ではなく、モノコックボディを基本としたSUVになる可能性が高い。

つまり、ジムニーと真正面から競合するのではなく、日常での使いやすさと悪路走破性の両立を重視したモデルになると考えられる。5ドアボディによって後席への乗降性を確保し、タフトを上回る最低地上高や専用の足回りを組み合わせることで、アウトドアでの実用性を高める方向が予想される。タフトが街乗りを中心にアウトドアにも対応するクロスオーバーSUVなら、新型ラガーはそこからもう一歩オフロード寄りに踏み込んだモデルという位置づけになるだろう。

◆「e-SMART HYBRID」を軽自動車に展開

パワートレインには660cc直列3気筒エンジンを搭載し、自然吸気仕様とターボ仕様を設定する可能性がある。自然吸気エンジンの最高出力は54ps前後、ターボエンジンは軽自動車の自主規制値に相当する64psを想定。トランスミッションには、ダイハツ独自のD-CVTを組み合わせるとの情報もある。

ただし、悪路走行を重視するSUVだけに、駆動方式やトランスミッションの制御も重要なポイントとなる。特に、滑りやすい路面でのトラクション性能や急勾配での駆動力確保など、一般的な軽乗用車とは異なる性能が求められる。

さらに、将来的な電動化も注目される。ダイハツは、エンジンを発電専用とし、モーターで車輪を駆動するシリーズ式ハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を展開している。現在は小型SUV『ロッキー』などに採用されているが、軽自動車への技術展開も今後の注目点だ。新型ラガーについても、将来的に軽自動車向けの電動パワートレインを採用する可能性が考えられる。

モーターは発進直後から大きなトルクを発生できるため、低速での駆動力が求められるオフロード走行との相性もよい。実現すれば、ガソリンエンジンを中心とするジムニーとは異なる魅力を打ち出せるだろう。

ダイハツ ラガー 次期型の予想CGダイハツ ラガー 次期型の予想CG

◆価格設定もポイント

新型ラガーの価格については、170万円台から200万円台前半を中心とする設定が予想されている。タフトより上級の価格帯を担いながら、ジムニーとは異なる実用性を訴求することで、軽SUV市場に新たな選択肢を加える狙いがありそうだ。

◆ダイハツ独自の軽SUVになる!

今回、スクープ班が制作した予想CGでは、新型ラガーのキャラクターを直線基調のボクシーなスタイルで表現した。

フロントにはスクエアなLEDヘッドライトを配置し、中央に「DAIHATSU」のロゴを組み込んだシンプルなグリルを採用。大型のブラックフェンダーやアンダーガード風の加飾によって、オフロードSUVらしい力強さを強調している。

ボディ側面は水平基調のキャラクターラインと厚みのある樹脂製クラッディングを組み合わせ、コンパクトながら存在感のあるデザインとした。

今回の情報が事実なら、新型ラガーは単なるジムニー対抗車ではなく、ダイハツ独自の軽SUVとして登場することになる。タフトの使いやすさを受け継ぎながら、より高い悪路走破性を追求。さらに将来的な電動化も視野に入れることで、既存の軽SUVとは異なる市場を開拓する可能性がある。約30年ぶりの車名復活は実現するのか。2027年秋に向けて、その動向が注目される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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