九州の貨物列車から国鉄型機関車を淘汰へ…寝台特急も牽引していたEF510形に交替 2021年度

米原で休むEF66(青)とEF510形0番台(赤)。
米原で休むEF66(青)とEF510形0番台(赤)。全 4 枚

JR貨物は、3月31日に発表した2021年度の事業計画で、EF510形交直両用電気機関車を九州地区へ投入することを明らかにした。

2020年4月1日時点で九州地区で運用されているJR貨物の電気機関車は、門司機関区に配置されているED76形10両、EF81形18両、EH500形13両だが、EH500形を除けば国鉄時代に製造された機関車で、老朽化が進んでいた。

そこでJR貨物では「故障による輸送障害を未然に防止するため」としてEF510形への置換えを計画。九州仕様に変更の上で、走行試験を行なうとしている。

EF510形は、国鉄型のEF81形を置き換えるため、2001年に0番台が登場。2009年には、寝台特急『北斗星』『カシオペア』用にJR東日本の500番台が登場していたが、2015年に『北斗星』、2016年に『カシオペア』の一般営業列車が廃止されたことによりJR貨物へ譲渡され、0番台を含む全38両が富山機関区に集結していた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る