【スーパーフォーミュラ 第1戦】2021年シーズン開幕戦は野尻智紀がポールトゥウィン

優勝した野尻選手
優勝した野尻選手全 26 枚

静岡県・富士スピードウェイで4日、スーパーフォーミュラ2021年シーズン開幕戦の決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートした#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)がスタートで2位に落ちるも、堂々の走りで逆転優勝した。

2020年シーズンは新型コロナウイルスの蔓延により8月に開幕戦を迎えたが、2021年シーズンは感染予防対策を徹底して予定通り4月に開幕を迎えることができた。今シーズンは12チーム19名のドライバーが年間エントリー。その中でKCMGの小林可夢偉は海外レースからの帰国後の隔離期間中により参戦できず小高一斗が代役、KONDO RACINGのサッシャ・フェネストラズは来日できず中山雄一が代役、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの牧野任祐は体調不良のため笹原右京が代役を務めることになった。またB-MAX RACING TEAMはイヴ・バルタスの1台体制で年間エントリーをしているが、バルタスが来日できないため開幕戦は欠場となった。

3日に行われた公式予選では2020年チャンピオンの#1 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)がQ1で敗退するという波乱が。最終的に#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得し、以下、#64 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)、#6 笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と続いた。

決勝レースは41周。スタートで2番グリッドの大湯が好スタートを見せてトップに立ち、2周目には2位の野尻に2.4秒もの差をつけて引き離しにかかったが、ここから野尻もスパート。その差は徐々に縮まり10周目に一気に逆転し野尻がトップに返り咲いた。1回のタイヤ交換義務が課されているが、大湯は24周目にピットイン、野尻は残り2周となる39周目にピットインを行い、トップでコースに戻ったが大湯との差は約4秒。大湯はファイナルラップに野尻より2秒以上速いタイムでトップを狙ったが追いつくには至らず、野尻が開幕戦をポールトゥウィンで制した。

2位は大湯、3位は福住。7番手スタートの#20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)が4位。3番手スタートの笹原は5位でフィニッシュし、16番手スタートから途中ピット作業ミスで時間を失いながらも、驚異的な追い上げをみせた山本が6位でフィニッシュした。

次戦は4月24日・25日の日程で、鈴鹿サーキットを舞台に開催される。

■SUPER FORMULA 第1戦決勝レース結果
1. #16 野尻智紀(TEAM MUGEN)
2. #64 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
3. #5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
4. #20 平川亮(carenex TEAM IMPUL)
5. #6 笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
6. #1 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
7. #37 宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
8. #18 国本雄資(KCMG)
9. #39 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
10. #14 大嶋和也(NTT Communications ROOKIE)
11. #36 中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)
12. #3 山下健太(KONDO RACING)
13. #12 タチアナ・カルデロン(ThreeBond DragoCORSE)
14. #4 中山雄一(KONDO RACING)
15. #7 小高一斗(KCMG)
16. #15 大津弘樹(Red Bull MUGEN Team Goh)
17. #19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
18. #38 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)

《藤木充啓》

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